統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2013年05月20日 / 

ことばの話し

みなさん、こんにちは。
「仙台青葉祭り」もお天気に恵まれてよかったですね。
「すずめおどり」のお囃子の軽快なリズムにワクワクしてしまいました!
定禅寺通りも新緑に包まれて、とってもきれいな季節です。
お時間があるときに、ぜひ足を運んでみてください。
とっても気持ちがいいですよ。
さて、今日は、「ことば」についてのお話しをさせていただきたいと思います。
最近、お子さんのことばのことで悩んでいるかたから、質問がありました。
健診で、お子さんの言葉の状態を指摘されてきたとのこと。
20130520ta.gif    指摘されたときに「えっ?そうなの?」と、とてもびっくりし、
       不安になったが、誰に相談したら良いのかわからずに、
      「困ってしまった。」と言うことでした。
       当然のことながら、親としてとても心配で気になりますよね。
では、「ことば」を話すためのプロセスを簡単に考えてみましょう☆
ある日のスタッフルーム・・・   20130520tb.png
Aさん「お疲れ様です。これ、とってもおいしいですよ。」       
Bさん「お疲れ様です。えっ!ありがとう。いただきます。」
Aさん「どうですか?」
Bさん「本当だ!とってもおいしいですね。ありがとう。」
このような会話は、どこにでもあるありふれた光景ですよね。
でも、よく考えてみると、自分たちの目・耳・喉(のど)・口・舌・脳など
一度に使う、とても複雑なことをおこなっているんです。
まず、
【1】 相手を「知っている人だ」とわかる。
【2】 相手から言われたことを耳で聞いて、その音を分析し、意味を大脳で理解する。
【3】 相手から話された内容に対し、その答えを大脳で組み立て、その内容にふさわしい音を、
   日本語のおとの中から選び出す。
本当はもっと細かい過程があるのですが、まず、ここまでが言語(language)
考えられる過程です。実は、まだまだわからないことが多い部分なんです。
さらに、口からことばが飛び出すまで、続きます・・・
20130520tc.png
【4】 声をだすために、十分な量の空気があるか確認する。足りなければ、補充する。
【5】 空気を吐き出しながら、声帯を振動させ、声のもとを作り出す。
【6】 空気が鼻からもれず、口から出るように、鼻へ行く空気の通り道を閉じる。
【7】 唇、あご、舌を動かして音をつくりだす。
ここまで問題なくできて、やっと口からことばが空気中に飛び出します。
そうです。これが音声言語(speech)と言われる過程です。
そのことばを、また相手が同じ流れを繰り返し、ことばを返してきます。
私達は、ふだん何気なく会話を楽しんでいますが、これだけのことを一瞬にして
行っています。
すごいことだと思いませんか?!20130520td.gif
ですから、ことばにトラブルが・・・となると、
「さて、どこが調子悪いのかな?」
と川をさかのぼるように、考えていくことからはじめます。
さらに、お子さんは発達にも大きく影響をうけます。
とくに【7】の唇、あご、舌を動かして音を作り出す過程は、一般的に一定の順序性があります。
研究者によって細かいところで違いはありますが、
「サシスセソ、ツ、ズ」などの歯音、「ラリルレロ」などが、
90%以上のお子さんで正しく構音されるのは、
5~6歳ころにかけての遅い時期だといわれて
います。
ですから、逆に「ウギ」を「ウギ」、「ッパ」を「ッパ」と
言い間違えるのは、3歳ぐらいでは良くあることです。
「トウモロコシ」を「トウモコロシ」なんていってることも。
とはいえ、「本当にそのままにしていてもいいの?」と心配になったり、
「発音練習させた方がいいのでは?」と悩んだりしますよね。
大人になってからも、家族や他の人に発音を指摘されたりすると、
やはり気になると思います。
口の中の問題、舌の長さや、きこえのトラブルが発音の問題に関係していることもあります。
そこで、こちらでは、幼児から大人の方まで、必要に応じて聴力検査やスクリーニング検査などをもとに、アドバイスや訓練を行っています。
20130520te.jpg
「どこに相談したらいいのかしら?」と思ったら、ご遠慮なく朴澤耳鼻咽喉科
受診してくださいね。
ご予約は、お電話やインターネットでもお受けできます。
どうぞお気軽にご相談ください。
言語聴覚士 阿部
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