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2015年04月17日 / 

声帯結節と音声治療


「声が出にくくなった」とか「急にハスキーな声になって、声が伸びなくなった」といって、耳鼻咽喉科を受診する方がいらっしゃいます。 その後、診察で「声帯結節ですね。」と診断される方も少なくありません。

人気アニメ「ラブライブ」の主役声優の方も声帯結節で療養することになったとか・・・

やはり職業的には声をよく使う方に多いのですが、カラオケ教室にかよったり、大きな声でスポーツ応援をしている方も結節になってしまうことがあります。 通常は、2,3日して自然と治ってくれば良いのですが、なかなか治らずそのまま放置していると、ずっとハスキーな声が続きます。

結節

                   声帯結節 画像

声帯は、よくギターの弦で表現されることが多いのですが、大まかに表現すると、筋肉が靱帯と粘膜に覆われたミルフィーユのような層構造になっています。

 

大きな声を出すためには、全身に力を入れたり、のどを狭くし、吐く息の量を多くすると、いつもより大きな声がでますが、これがのどに悪い影響を与えることも少なくありません。 強い力で左右の声帯をぶつけ続ける、つまり大声を出し続けると、炎症をおこし、粘膜上皮が固くなり、ペンだこのような状態になります。 そうすると声が出しづらくなるのですが、それでも声を出さなければならない状況が続くと・・・・ 速い段階で気がつけばいいのですが、お薬だけで消失しないとなると、場合によっては手術を考えなければいけないことになります。

 「呼吸時と声を出しているときの声帯 wikipedia 一部改編」

声帯 発声

声帯結節に対して、治療方法はあるので安心していただけると思いますが、のどを痛めないような声の出し方や声帯の保護の方法を知らずに、再び同じ声の出し方をしてしまうと、何度でも再発しやすくなります。 そこで、音声訓練でのどに負担をかけないような声の出し方を練習したり、「声の衛生」といって、間違った声の使い方を改善して健康な声とのどを保つ方法を知ってもらい再発しないように一緒に考えていきます。訓練期間は、その方の状態によって異なります。

院長も声帯結節についてについてブログを書いています。 ぜひ、読んでくださいね。

声帯結節のお話

音声治療のはじめは、のどの保護の方法を確認しながら、力を入れない声の出し方を覚えることから始めます。 結節の状態にもよりますので、まずは「声がかすれるな」と思ったら、はやめに耳鼻咽喉科で診察を受けてみてください。

歌を上手に歌ったり、表現豊かに朗読するためには、「声の表現」を工夫する必要がありますが、のどを痛めないようにするには「のどの使い方」を知る必要があります。 音声治療をはじめて受けてみて、長年、結節を繰り返されてきた方から「今までは全く逆のことをしていたんですね。」と、気がつかれるかたも 多くいらっしゃいます。

合唱

私たち言語聴覚士は、声や言葉に悩みのある方々の手助けをしたいと日々思っています。 一緒にのどの健康を守りましょう。 どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。

言語聴覚士 阿部

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