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2018年06月29日 / 

土用の丑の日とウナギの骨!

今年の、土用の丑の日は、7月20日と8月1日です。万葉集に大伴家持が夏痩せにはうなぎを食べるといいという歌をのせていますが、うなぎには、疲労回復に効果のあるビタミンA、ビタミンBが多く含まれています。うなぎを食べる習慣が一般に広まったのは、江戸時代でした。実はうなぎの旬は、脂の乗る秋から冬です。夏はやや味が落ち、ウナギが売れないと鰻屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、【本日、土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし】という看板を店先に立てるよう指示したところ、大繁盛したという話があり、その後、土用の丑の日にうなぎを食べる風習ができたとされます。

さて、若林区舟丁に仙台市急患センターがあります。年に2回ほど、耳鼻咽喉科医が交代で、休日診療を行っています。昨年は、ちょうど土用の丑の日の翌日に、急患センターの当番医となりました。すると来院する患者さんの4人に一人はうなぎの骨を喉に引っ掛けた方でした。やはり、皆さん土用の丑の日にうなぎを食べるのだと、あらためて認識しました。たかが魚の骨とバカにすると、縦隔膿瘍といって、生命を脅かす病気になることもありますが、たいていはあら汁に入ったえらや、鯛や鯖など太い骨が原因です。うなぎの骨は、小骨ですので、刺さっても命を脅かすことはありません。細くて、するどいので、よく扁桃腺に刺さります。扁桃腺が最も大きくなるのは5歳くらいです。大人より、子供さんの方が刺さる確率が高くなります。小さい子供さんにうなぎを食べさせるときは、骨を取ってあげましょう。刺さってしまったら、水を飲んだり、うがいをすると取れることがあります。ごはんをごくんと飲むと、かえって深く刺さってしまうので、やめましょう。小骨でも、唾液で溶けることはありません。放置すると細菌感染の原因となります。翌日も、飲み込む時に痛みがあったら、病院で取ってもらいましょう。

 

 ポイントのおさらい 

           ★ 小さなお子さんには魚の骨をとってあげましょう

            刺さってしまったら、うがいか、お水を飲んでみましょう

            ごはんの丸呑みは、やめましょう!

            翌日も痛みがある場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう

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