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2018年11月29日 / 

《 教えて!朴澤院長 》忘年会シーズン、逆流性食道炎に注意しましょう

 早いもので、今年も年の瀬が迫りました。忘年会が続き、食べ過ぎ、飲み過ぎで、胃腸の負担が多くなる時期です。健康な人でも、お腹いっぱい食べると、胃酸が逆流します。ゲップや、胸焼け、呑酸などが主な症状ですが、実は逆流した胃酸が喉の症状を起こすこともあります。

 つばを飲んだり、錠剤を飲もうとすると、喉が詰まって苦しいと訴える患者様がいます。食事をするときは、かえって具合がいいようです。国分町でお酒を飲み過ぎると、もどしそうになることがあります。食道まで、胃の内容物が逆流しても、喉の筋肉が締まって、何とか吐くのをこらえることができます。患者さんを苦しめていたのはこの喉の筋肉です。頻回に胃の内容が食道に逆流するので、食道の入り口の筋肉が固く締まったままになってしまうのです。ものを嚥下するときは、この筋肉が緩むのでかえって楽になります。

 夜になると咳が止まらないと訴える患者様がいます。えへん虫が喉にいるようです。咳で目が覚めることもあり、眠れないほどです。咳こんで吐きそうになることもあります。ひどい風邪を引いた後、熱は下がったのに、咳だけが続く方もいます。胃酸が食道から喉に逆流するのが、咳の原因です。

 逆流性食道炎は不思議な病気です。胸焼けのような逆流性食道炎に特徴的な症状も、実際には、胃酸が逆流する患者さんの40~60%しか感じていません。ですから、胸焼けが無いから胃酸の逆流は無いとは言えません。胃カメラをしても食道に異常が見つかるのは逆流性食道炎の半数しかいません。

 このようにつかみどころが無い病気ですが、胃酸分泌を抑える治療を開始すると、ほとんどの方で、症状が改善します。そして、食生活を注意すると、薬を止めても症状の再発が予防できます。

 

 逆流性食道炎防止9つのポイント! 

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