2026年03月13日 / YouTube, ● 水素ガス吸入療法, ● 院長の部屋
今年の冬は特に寒さが厳しく、
「なかなか疲れが取れない」「手足の先が冷たい」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
検査をしても体温は正常、血圧も問題なし、貧血もない。それでも不調が続く――。
その背景にあるのが**“末梢の静かな酸欠”**です。
酸素はどうやって全身に届くのか
私たちの体には、全長約10万kmもの血管が張り巡らされています。その99%は毛細血管です。
この細い血管の中を流れるのが赤血球です。
赤血球は肺で酸素を受け取り、末梢で放出します。
特徴的なのは、赤血球にはミトコンドリアや核がないこと。
酸素を自分で消費せず、運搬に特化した“酸素専用細胞”なのです。
内部にはヘモグロビンが豊富に含まれ、酸素を効率よく結合・放出します。
さらに赤血球は、2,3-BPGという物質を作ることで、
酸素を末梢で離れやすく調整しています。
酸素配達力が落ちる理由
末梢の酸欠が起こる主な原因は3つです。
酸素を離せない
2,3-BPGの減少や浅い呼吸、強いストレスにより、赤血球が酸素を放出しにくくなります。
赤血球が硬くなる
活性酸素(酸化ストレス)によって膜が傷つくと、赤血球は変形しにくくなります。
毛細血管は3~5μmと非常に細く、柔軟性が失われると通過できません。
ゴースト血管の増加
血管はあるのに血流がない状態を“ゴースト血管”と呼びます。
加齢、睡眠不足、紫外線、喫煙、過食などで増加します。
長期間放置すると血管自体が消失してしまいます。
簡単なセルフチェックとして、爪を押して白くなった後、すぐ赤く戻るか確認してみましょう。
戻りが遅い場合は微小循環が低下している可能性があります。
末梢酸欠がもたらす症状
・手足の冷え
・むくみ
・慢性疲労
・肩こり、頭痛
・肌のくすみやたるみ
・抜け毛
・睡眠の質の低下
・不安感やイライラ
検査では異常がなくても、細胞レベルでは酸素不足が進行していることがあります。
水素ガス吸入療法という選択
当センターで導入している
**水素ガス吸入療法**は、
酸化ストレスを軽減し、赤血球と毛細血管の両方を守ることを目的としたアプローチです。
水素は最も強力な活性酸素(ヒドロキシラジカル)と結合し、水へと変換します。
その結果、
赤血球膜を保護し柔軟性を維持
解糖系酵素を守り2,3-BPG産生をサポート
血管内皮細胞を保護し微小循環を改善
といった作用が期待されます。
つまり、酸素を運ぶ力と、届ける通路の両方を守ることができるのです。
生活でできる対策
水素療法に加え、
・有酸素運動(2,3-BPG増加)
・良質な睡眠
・深い呼吸(副交感神経優位)
・抗酸化栄養素(ビタミンC、ポリフェノール)
・シナモンやルイボスティーの活用
・禁煙
なども重要です。
まとめ
「冷え」や「疲れ」は単なる体質ではなく、
赤血球と毛細血管の機能低下による“静かな酸欠”かもしれません。
この冬、不調を感じた方はぜひ一度ご相談ください。
細胞レベルから酸素環境を整え、元気を取り戻すお手伝いをいたします。
院長
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