2014年08月06日 / ▶︎ 仙台ボイスセンター
《喉(のど)の乾燥に注意しましょう。》
毎日、かなり暑い日が続いていますが、身体の調子は如何ですか?
私は、冷房、扇風機を止めることができない日々を過ごしています・・・。
エアコンは本当にありがたいのですが、
乾いた冷たい風で喉を痛めてしまう人も多いのではないでしょうか?
でも、マスクでノドの乾燥を防ごうと思っても蒸し暑くなって大変です・・・。
では、何か良い方法は??ないでしょうか?
声帯は、硬い筋肉(ボディー)を柔らかい粘膜(カバー)が覆っています。
この声帯粘膜は、乾燥していると、吐く息で柔らかい粘膜波動がおこりにくくなるため、声の調子が悪くなると考えられます。
そこで、声帯粘膜の乾燥予防として、水分を取っていただくと効果的です!
その時に「どれくらい取ればいいのでしょうか?」という質問を良くうけます。
基本的には、一人一人の身体の大きさが違っていたり、
乾燥の度合いも違いますので、一概には言えませんが、
グラスであれば、1日に8〜12杯、加湿器だと2時間/1日実施すると
声帯振動がおこりやすくなると言われています。
でも、水分ばかり取っていると、トイレが近くなったり、
身体がむくんでしまったり・・。
また、心臓に持病がある方は、
水分の過剰摂取が、心臓に思わぬ負担をかけてしまうこともあります。
それから、他の病気治療のために服用している薬の影響で、
口が乾燥してしまうこともあります。
鼻呼吸をすると、口の乾燥を防ぐことができるのですが、
私たちが話をするときは、自然に口から息をとり、口から声を出しながら息を吐いています。
ですから、時間を忘れて楽しくおしゃべりをし続けたり、お仕事などで2〜3時間声を使い続けたりしたあとに、
気がつくと口やノドがカラカラになってしまった経験はありませんか?
この口やノドの乾燥だけでも、気をつけると、
今の季節、よく声を使う方のノドのトラブルを防ぐことが
できるかもしれません!
口・鼻呼吸について、院長もブログに書いていますので、読んでみて下さいね。
そこで、どうしても仕事中など、水分をとれないときは、
唾液腺マッサージをして、
自分の唾液で口の中の乾燥を予防することもできます。
耳の付け根から、顔の輪郭の骨にそってあごの付け根まで、円を描くように軽ーくマッサージをすると、
耳下腺、舌下腺、顎下腺と3つの唾液腺を刺激し、
口の中にジワーッと唾液が出てきます。
唾液は虫歯の予防や、粘膜保護など様々な良い効果があるので、
口の中の健康にとっても大切です。
ぜひ、おためしくださいね。(熊本日日新聞 2012年4月12日朝刊掲載)
それから、私も大好きなのですが、
飴やチョコレートなどの食べ過ぎには注意しましょう。
糖分が唾液の粘稠度(ネバネバした感じ)を増やしてしまい、
咳や咳払いの原因になります。
食べた後に、お水やお茶を飲むなどして、
唾液が粘(ねば)つかないようにしておくといいですね。
それでは、皆さん、夏バテにならないように、
いい声を保ちながら、暑い夏を乗り越えましょう。
言語聴覚士 阿部
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呼吸や体幹トレーニングも行っています。
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