2016年11月30日 / ▶︎ 統合医療の検査
老化とは体がさびることです。
私たちは生きるために呼吸をし、酸素を吸いますが、この吸い込んだ酸素の2%が体の中で活性酸素となり、体をさびさせます。リンゴの皮をむくと、しばらくすると赤くなってしまいます。これがさびです。塩水をかけておくと、リンゴは赤くなりません。これは塩分が、リンゴがさびるのを防いでくれているからです。私たちの体の中にもさびの原因や、さびから体を守る仕組みがあります。
酸化ストレス検査とは 私たちの体がどのくらいさびているのか、また、さびを防ぐ力がどれくらいあるかを調べる検査です。8-OHdGは、DNAが酸化ストレスを受けてできた体内のさびで、尿中に排泄されます。尿の8-OHdGを測定すると、体のさびの程度がわかります。また、抗酸化物質であるコエンザイムQ10は血液中で95%が還元型ですが、加齢やストレスなどで酸化が進むと、酸化型コエンザイムQ10が増えてきます。 血液中のコエンザイムQ10の酸化型、還元型の比率をみることで、体のさび具合がわかります。
一方、さびを防ぐ抗酸化物質のビタミンC、β-カロテン、ビタミンA、ビタミンE、還元型コエンザイムQ10などの、血液中の量を調べることで、ご自分の抗酸化力、すなわち、からだがさびるのを防ぐ力を知ることができます。それぞれの抗酸化物質は、体の中で働く場所、役割分担があり、どれ一つ欠けても抗酸化力が低下します。
食べ過ぎ、睡眠不足、激しい運動、喫煙、過度の飲酒、紫外線、ストレス、食品添加物、環境汚染、生活習慣病、農薬、漂白剤などにより酸化ストレスは増大します。ご心配な方は、検査を受けてみてはいかがでしょうか?
問題がわかれば、禁煙など生活習慣を変えたり、さびを防ぐサプリメントを取る事で、ご自分の体をさびから守ることができます。酸化ストレスの高い状態が続くと、老化が進んだり、癌や病気の発病リスクが高くなることが知られています。お気軽にご相談下さい。
文:院長 朴澤孝治
『酸化ストレス検査』料金はこちらをクリック★
<参考リンク>
■アンチエイジング健診【料金のお知らせ】
■アンチエイジング健診 〜毛髪ミネラル検査〜
■アンチエイジング健診 〜腸内環境検査〜