統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2023年03月18日 / , ,

体温がいつも36度未満の方、甲状腺機能低下症かもしれません。倦怠感、肌荒れ、頭痛など慢性の症状の原因になります。

 

 

 

 

新型コロナウィルスの流行がはじまり、
ご自分の体温を測ることが、以前に比べて、多くなりました。

 

37.5℃以上あると、コロナにかかったかと心配されると思いますが、
体温が低過ぎるのも、実は問題です。
私たちの体温は、
36.2℃から36.8℃の間にあるのが正常です。

 

体温は、
自律神経と甲状腺ホルモンが、調節しています。

 

朝、目が冷めてすぐに測った体温が、
毎回35℃台の場合は、
甲状腺機能低下症の可能性があります。

 

 

甲状腺は、首の喉仏の前にあります。
代謝に関係する甲状腺ホルモンを作っています。

 

甲状腺ホルモンが少ないと、体温が低くなる他、
疲れやすい
朝なかなか起きられない
手足の冷え
寒さに弱い
肌荒れ
脱毛
爪のひび割れ
肩こり
風邪を引きやすい
便秘
月経前症候群
不妊症
肥満症
汗がでない
記憶力低下
頭痛
など、様々な症状が起こります。

 

甲状腺機能低下症は、人間ドックではわかりませんが、
毎日体温を測るだけで、ご自分で診断可能です。

 

 

甲状腺では、
安定ですが、活性が弱い
T4という甲状腺ホルモンが作られます。

 

このT4が、全身に運ばれ、
T3という不安定ですが、
T4の10倍活性が強いホルモンに変わります。
このときに鉄、亜鉛などのミネラルと、ビタミンが必要です。

 

 

甲状腺機能低下症が疑われたときは、
内科で、甲状腺を診察してもらうことが必要ですが、
鉄が足りない時も、甲状腺機能低下の症状が出ます。

 

生理がある20〜40代の女性では、5人に1人、
子供さんや、50代以降の女性では10人に1人は、
鉄が足りていません。

 

血液中の鉄が正常値でも、実際に鉄が働く臓器で、鉄が足りていない、
隠れ貧血の人は、65%もいると考えられています。

 

 

赤身の魚、マグロ、アサリなどの魚介類や、
ほうれん草など、鉄を多く含む野菜を食べて下さい。

 

鉄は吸収されにくいので、
吸収を助ける、タンパク質や、ビタミンCも合わせて摂るといいですね。

 

鉄は酸化されてから吸収されるので、胃酸が必要です。
逆流性食道炎や胃潰瘍などで、胃酸を抑える薬を長く飲むと、
鉄が吸収されません。
余り、長期間飲み続けるのは避けましょう。

 

 

鉄のサプリメントを摂るのもいいのですが、
過剰に摂ると、かえって体がさびてしまいます。
外国製のサプリメントの摂取には特に気をつけてください。

 

鉄が補充できても、体温を含め、症状が改善しない時は、
甲状腺ホルモンを、補充することで、
お困りの症状が改善する可能性があります。

 

チラージンは、合成されたT4です。
活性型のT3に変換するためには、やはり、鉄が必要です。

 

体温を測ることで、甲状腺機能低下症の診断ができます。
専門の医師に相談すると、
慢性的に、悩まれた症状が改善する可能性があります。
是非、この機会に、甲状腺のケアをして、より健康になってください。

 

院長

YouTube 解説はこちら下矢印

 

<動画の内容> 

 

●あなたの平熱は何度ですか?

●体温が低くなる原因

●甲状腺機能低下症

●甲状腺機能低下症の原因

 

 

 

動画は前編、後編で2部に分けてお届けします!

後編もお楽しみに!

 

 

 

 

 

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