2016年03月20日 / ▶︎ お知らせ, ▶︎ 仙台ボイスセンター
寒く乾燥しやすい冬も足早に過ぎ去り、暖かい春の季節になってきました。
これから、新年度を迎えて、新しい出発を心待ちにしてる方も多いのでは?
「さあ、自己紹介やプレゼンテーションを!」と人前で話す機会が多くなるのもこの季節。でも、緊張のあまり、のどに力が入っていて声が震えてしまったり、話す前に充分に息を吸っていなかったり…
また、「大きな声を出してあいさつしましょう」といわれていても、なかなか大きな声が出せないということも。
今までやってみようと思っていた「絵本の読み聞かせ」に挑戦したものの、話しているうちに段々と声が続かなくなってきてしまって…
こんなことがおきると、「頑張ろう!」と思ったのに、浮かない気持ちになってしまいますよね。
どのようにすると、自分の思ったように声を出すことが出来るようになるのでしょうか?
そんな悩みを少しでも解決できるように、
4月16日(土)、23日(土)の2週にわたって、
「声を使う方のための音声セミナー」をおこないます。
よく声を使う機会がある方を対象としたセミナーです。
例えば、アナウンサー・レポーターや司会者、本の朗読をしている方、保育士・幼稚園教諭・学校の先生・講師の方、受付・テレフォンオペレーターの方、スポーツインストラクターなど大きな声を出すことのある方、合唱・カラオケなど歌で声を使う方、演劇などで声を大きく出す方、人前でプレゼンテーションをする方、お店で「いらっしゃいませ」など常に声を使わなければいけない方などが対象の「体験型セミナー」です。
◇ 第1週目は「声はどのようにでているの?」という疑問を解決します。
1.「発声について」
ちょっと難しい内容もありますが…
医学的な解剖・生理学をもとに発声のメカニズムを知っていただきます。
「声を出すために必要な器官って?」
「声をだすための呼吸って?」など、
「人は声をどのようにだしているの?」ということを、できるだけ簡単にわかりやすく解説します。
第1週目は、「どのようにして声をつくりだしているのか?」基本的なことを理解します。
2.検査「自分の声帯と声の特徴を確認しましょう。」
喉頭ファイバーで院長による「のどの診察」を行います。
また、MDVP(Multi-Dimensional Voice Program)で音響学的に声を分析します。
実際に自分の声帯を目で確認したり、声を分析するので、自分の声帯や声の特徴がわかります。
以前、この検査を受けて、声帯のトラブルが見つかった方もいらっしゃいます。
診察に来るのは「ちょっと気が引ける…」というかたものどの診察を受ける良い機会です。
◇ 第2週目は「正しい発声方法を獲得するための訓練方法」を学びます。
1.検査(フォノラリンゴグラフ)
声を出しているときの「息の量や声域」を調べます。
1週目の検査内容とあわせることで、より確実に自分の声の特徴をつかみます。
声の高さや声を出しているときの息の量など、具体的な数字として確認することができます。
2.トレーニング方法の習得
その結果をもとに、言語聴覚士と一緒に、良い発声方法を獲得できるようにトレーニングを行います。
第1週目で、すでに声が出るメカニズムを勉強し、自分自身の声帯の特徴や声が出るメカニズムが理解できているので、トレーニングがより効果的になります。
3.「声を守るための具体的な方法」について知りましょう!
声のトラブルを防ぐための具体的な方法を学びます。
例えば..
「うがいはうがい薬を使った方がいいの?」
「保湿はどのようにするのかな?」
など、自分の声をどのように守るのか、効果的な方法をお伝えします。
歌や朗読など声を使った表現方法は、今まで色々習ってきてても、
声そのものの出し方やのどの使い方を学ぶ機会はなかなかありません。
どうぞお気軽にご参加下さい。
日時:2016年 4月 16日(土) 13:30~15:00
4月 23日(土) 13:30~15:00
場所:仙台ボイスセンター(朴澤耳鼻咽喉科隣接)
講師:朴澤耳鼻咽喉科・統合メディカルケアセンターTree of Life 院長
朴澤 孝治
言語聴覚士 阿部 千佳(日本言語聴覚士協会会員)
定員:6名(基本的には2週とも参加できる方。難しい場合は、ご相談ください。)
対象:「仕事で声を使う方」「趣味で声を使う方」
「過去に声のトラブルで悩んだ方」
例えば、
□ アナウンサー、歌手、俳優、司会者、教諭、講師、保育士、スポーツインストラクター、 僧侶、販売員、受付、コールセンター勤務のかた・・・など
□ カラオケや合唱、朗読、詩吟、民謡、落語、演劇などで声をよく使う方
料金:1回につき 6,480円 (消費税込み、検査料、テキスト代を含む)
お申込み・お問合せ:お電話022-397-8337 または E-mailにて
ホームページのセルフケア講座カレンダーからもお申込いただけます。
※ 準備の都合上、キャンセルの時は前日までにご連絡下さい。ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。