2026年01月31日 / YouTube, ● 水素ガス吸入療法, ● 院長の部屋
「以前より疲れやすくなった」
「寝ても回復しない」
「気力が湧かない」
こうしたご相談を受けることが、患者様の年齢が進むと共に増えてきました。
実はその背景には、ミトコンドリアの機能低下が深く関わっています。
ミトコンドリアとは何か?
ミトコンドリアは、学校の理科の教科書で一度は目にしたことがあると思います。
私たちの細胞の中に存在し、
**生命エネルギー(ATP)を産生する“発電所”**のような役割を担っています。
酸素を吸い、水分を摂り、食事をして栄養を取り込むことで、
その栄養はミトコンドリアに運ばれ、エネルギーへと変換されます。
このエネルギーがあるからこそ、筋肉は動き、内臓は働き、脳は思考できるのです。
加齢とともに減少するミトコンドリア
問題は、ミトコンドリアの量と働きは加齢とともに低下するという点です。
研究では、60代後半には若い頃の約半分近くまで
ミトコンドリア量が減少する人もいることがわかっています。
ミトコンドリアが減ると、エネルギー供給が不足し、
・すぐに疲れる
・筋力が落ちる
・回復が遅くなる
・集中力が続かない
といった変化が起こりやすくなります。
ミトコンドリア活性化に欠かせない3つの要素
ミトコンドリアを「増やす」ことも大切ですが、同時に「活性化」させることが重要です。
そのために欠かせないのが、以前から私が三種の神器と呼ぶ、以下の3つです。
5-ALA(5アミノレブリン酸) ミトコンドリアのタービンを形作るアミノ酸
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド) ミトコンドリアのタービンを回す潤滑油
水素 ミトコンドリアのタービンを回し、ミトコンドリアを酸化から守る。
CoQ10(コエンザイムQ10)の重要な役割
上記に加え、コエンザイムQ10は、
ミトコンドリア内でエネルギーの元を運ぶ役割を担っています。
これが不足すると、エネルギー産生が滞るだけでなく、
活性酸素が増え、ミトコンドリア自体が“サビて”劣化してしまいます。
CoQ10は、
・エネルギー産生の運搬係
・活性酸素の除去
・細胞膜の保護
など、多くの重要な役割を持っています。
コレステロール低下薬とCoQ10不足
5−ALA、NMNと同じように、CoQ10も加齢と共に減少します。
特に注意が必要なのが、
コレステロールを下げる薬(スタチン系薬剤)を服用している方です。
これらの薬は、
コレステロール合成経路(メバロン酸経路)を抑制しコレステロールを下げますが、
同時にCoQ10の合成も抑えてしまうことが知られています。
その結果、
・筋肉痛が出やすい
・運動後の回復が遅い
・全身の倦怠感
といった症状が現れることがあります。
エネルギー不足が引き起こす悪循環
エネルギーが不足すると、少し動いただけで疲れ、運動を避けるようになります。
すると筋肉量が減少し、さらに代謝が落ち、体力が低下するフレイルに陥る――
という負のスパイラルに陥ってしまいます。
心臓もまた筋肉です。
ミトコンドリア機能の低下は、心機能の低下や慢性的な倦怠感にもつながります。
食事だけで補うのは現実的ではない
ミトコンドリア活性化に必要な成分を、食事だけで十分に摂取するのは非常に困難です。
例えば、1日必要量を満たすには、
・5−ALA10mgを摂るには、納豆を1日に23Kg
・NMN100mgを摂るには、1日にブロッコリー40Kg
・CoQ1030mgを摂るには、イワシ4〜10匹
といった現実的でない量が必要になります。
統合医療的アプローチとしてのサプリメント活用
そのため、Tree of Life では、
・NMN
・5−ALA
・CoQ10
・水素ガス吸入
を、安全性を確認した上で適切に補うことをおすすめしています。
実際に、これらを継続的に取り入れた60代以降の方で、
ミトコンドリア量が若年層に近いレベルまで回復し、
・体が前向きに動く
・睡眠の質が改善する
・気分が安定する
といった変化を実感されるケースも少なくありません。
まとめ
疲れやすさや回復力の低下は、「年齢のせい」で片付ける必要はありません。
ミトコンドリアを理解し、適切にケアすることで、体はまだまだ応えてくれます。
特に、コレステロールを下げる薬を服用中の方は、
CoQ10の補充を考えていただくことををおすすめします。
院長
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