2017年08月24日 / ▶︎ 仙台ボイスセンター
こんにちは!言語聴覚士の太田です。
雨や曇りの日が多く夏らしくない日が続いていましたが、
また暑くなってきましたね。
夏も残りわずかですが、もうしばらく熱中症対策は必要なようです。
・
熱中症対策には水分摂取が大切!という話は有名ですが、
実は声の健康を保つためにも水分摂取は大切なのです。
・
・
水分が不足するとのども乾燥してしまいます。
そうすると、風邪をひきやすくだけではなく、
声を作り出す”声帯”が痩せてしまったり、
傷つきやすくなったり、傷の治りが遅くなったり…
というリスクが高くなってしまいます。
・
声帯がそのような状態になると、
声質が変わったり(ガラガラ声やカサカサ声)、
声が出づらくなったり、息が続かなくなったりします。
・
のどを含め身体の水分を適度に保つために必要な水分量は、
1日1.5ℓ程度と言われています(食事から得られる水分量は含まない)。
暑い日は普段よりも水分を消耗しやすいので、
2ℓを目安に摂ると良いでしょう。
・
水分量だけではなく、摂取の仕方にも注意が必要です。
一度に多く摂ると吸収しきれずに排出量が増えてしまいますし、
かえって体調を崩す危険もあります。
大切なのは、一日の中で分散して摂取することです。
・
また、1.5ℓ〜2ℓの水分を摂ることは意識しなければ意外と難しいので、
タイミングを決めてコップ1杯(200ml程度)を目安に
何口かに分けて摂取すると良いでしょう。
・
おすすめのタイミングは、
起床後、食事中、食間(食事と食事の間)、入浴前後、運動前〜後です。
・
今回は水分摂取と声についてお話しさせていただきました。
声の不調を予防するためにご参考いただければ幸いです。
・
適量を適切に摂取して声の健康を保ちましょう!
・