統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2012年05月19日 / 

めまい・みみの不調

昨日とは打ってかわって良い天気!汗ばむ陽気となり
ここTree of Lifeからも青葉祭りのお囃子が聞こえてます(^^)
 こんにちは鍼灸師の杉山です。
昨日の朴澤耳鼻咽喉科院長ブログはお読みになりましたか?
こんな良い季節に耳の不調や、めまいの方が増えているよ
といった内容になっています。
私も看護師として朴澤耳鼻咽喉科で診療の介助にあたっていますが
みなさんお疲れの方が多いようですね。
今回は院長のブログの内容とリンクして
東洋医学的な考え方になると、めまいや耳の不調はどういうことなのかな?
と言う視点でお話ししたい思います。
まずはこの季節。5月5日に立夏をむかえ暦の上ではもう夏のはじまり。温かくていいですよね。
大きな宇宙のエネルギーである ’気’ は気候と一緒で温められ軽くなり上に昇るという性質を持ち始めます。さらに夏は温かな ’気’ が熱を帯びてくるという性質が加わります。
東洋医学では人間は小さな宇宙と捉えます。特別な存在ではなく自然の一部と捉えるのです。ですから私達のエネルギーである ’気’ も同じような状態に陥りやすくなると思ってください。
では教科書的に東洋医学で言う「めまい・耳なり・難聴」は4つの原因があると分類されます。簡単に説明しますと・・・
  ①肝陽の亢進によるめまい怒りやストレスで私達の気が上の方、上半身から頭頂まで昇ってしまいクラクラする
  ②痰濁によるめまいストレスや食事の不摂生で身体に湿をため込みます。すると気を上にやったり、下に降ろしたりする所が上手く作動せず頭に気が行きにくくなりククラクラ。
  ③気血両虚によるめまい不摂生から気や血を作れなくなり、上手く気が昇らないのでクラクラ。また大病の後などで気を消耗したり、血が足りなくなり上手く脳を元気に出来ないためのクラクラ
  ④腎精不足によるめまい:東洋医学での腎は生まれてくる時に両親からエネルギーをもらってためておく所(なんかステキでしょ☆)そのをエネルギー使って私達は生きます。でも年を重ねると少なくなり、クラクラです。 腎にためたエネルギーは脳を養う元でもあります。 
   耳なりや難聴も同じような原因で4つに分類されています。    
あああ・・・ここだけでクラクラしちゃいますね(>-<)   
どうでしょう?院長のブログのキーワード:5月、自律神経、内リンパ水腫、血圧低め
                    肩こり、冷え、几帳面、ストレス、過労
                    睡眠不足、低気圧で症状悪化(雨が降り湿度が上がる)
肩こりは気が上半身に溜まり熱を帯びて筋肉が凝る、冷えは水をため込むと冷える、湿これが水と同様に捉えてください。するとキーワードにヒットしませんかね(^0^)
西洋も東洋もけっこう仲良し☆
原因がわかれば、治療のために薬や注射で足りないものや、原因を取り除くか
本人の持っている気や血、水分を調節するために鍼や灸、マッサージで補ったり排出できるよう促すかの違いだけ。
急性期の症状が強いときは西洋医療で速やかな改善を行い、落ち着いたら身体を整え、ちょっとした刺激にはぶれない身体と心を取り戻しましょう。
どのような施術があるのか、実際の様子など聞きたい方は院長はじめスタッフに相談くださいね。
 
最後に今夜 せんねん灸お灸ルームの先生が NHK Eテレ 21時30分〜【きれいの魔法】という番組に出演します
再放送 5月23日(水)10時30分〜となっています
 
  お灸の実際の様子が見られると思います
  ぜひご覧になって、イメージを膨らませてほしいです♪
さあ、宵祭りが始まるようです。みなさんも楽しい休日をお過ごしくださいませ。
 
  
  
  
   
 
  
  

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