統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2011年06月28日 / 

医師による医療セミナー『震災後のこころとからだの不調を乗りこえましょう』6/26のご報告

先日6月26日(日)
『震災後の心と体の不調をのりこえましょう』ー医師による医療講座1が、仙台市青葉区内TKP仙台カンファレンスセンター ホール4Bで開催されました。
雨の中ご参加いただけた方、またはUstreamをご覧頂いた方ありがとうございました。
震災後の心身の不調は不安がとても強く、これが心身の不調の原因になっている方が多い現状です。
現代医学では、この状態で病院に行くと処方されるのは向精神薬になります。
阪神淡路大震災の後は向精神薬の処方が増えました。
今回も、震災後の援助物資として、降圧剤や糖尿病の薬と共に抗不安薬が大量に東北地方へ送られています。
この厳しい状況下で、抗不安薬や抗うつ薬が必要な方も多くいらっしゃいます。
私たちは、これらの薬の持つ常用性と副作用をよく知り、その上で服用することがとても大切になっってきます。
西洋医学では向精神薬の処方の治療が補完・代替医療の治療ではどのようなものがあるのか?
その治療効果はどうなのか?
何がいいのか?

補完・代替医療を理解することは、治療の選択の幅が広がります。
子供や高齢者の方、妊婦の方に非常に自然なものがいいと思います。

一般財団法人 日本ホメオパシー医学会 専務理事 板村医師、日本ホメオパシー医学会医師部会長・専門医 朴澤医師によるホメオパシーによる有効性と心身の繋がりを症例まじえて非常にわかりやすく説明されました。
西洋医学以外の、多くの自然の治療法を知ることで、私たちは希望を持ち元気に健やかに心身を保つことができます。
是非、まだご覧いただけていない方もご覧ください。
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1.『地震酔いと体の不調への対処法』
   講師:朴澤耳鼻咽喉科 院長 朴澤 孝治

  • 東日本大震災後の健康被害の特徴 〜今後トラウマ、PTSDが増える見込み
  • 慢性咳嗽 ヘドロ、アスベスト
  • 心身症
  • 生活不活発病 チェックリスト、マンテスト
  • 地震酔いとは マンテスト、その対処法
  • 地震後のめまいについて メニエール病、良性発作性頭位めまい、起立性低血圧
  • 東日本大震災後のめまいに対する対処法
  • 地震後のこころのケア 不安に対する治療
  • 今こそ統合医療へ なぜ必要なのか? 統合医療からの治療アプローチ
  • 震災後の心身の症状について 不安、めまい、喉・肺疾患、不整脈、麻痺など
  • 震災後の元気玉(希望のレメディ)の効果
  • ホメオパシーのチェルノブイリ原発事故後の有効性

2.『災害に対する”心の不調;特に子供が抱える不調”への対処』
  講師:帯津三敬塾クリニック院長 板村 論子 

  • 広範囲の重大なストレスに対する反応 ~脅威や喪失による~
  • 急性ストレス反応、急性ストレス障害
  • 心的外傷後ストレス障害 PTSD
  • 悲嘆 grief
  • 震災後の心と体の変化
  • 子供(主に6歳までの反応)身体・心の反応と行動の変化
  • 震災後の心身の対処:自己受容、心身の声を聞く、ゆっくり焦らず、心身の緊張を緩める、小さいことからはじめる
  • 悲嘆の対処:自己受容
  • 子供に対して:安心感、安全感を与える
  • 阪神大震災時の症例
  • 補完・代替医療の有効性:自然治癒力を働きかける、手助けする、症状を軽減させる治療が有効である。
  • ホメオパシーについて:自然治癒過程に働きかける、 レメディの紹介
  • 震災後の急性症状と慢性症状
  • ホメオパシーでできること:不眠症、不安、ショック、恐怖、悲嘆など
  • 子供に対するホメオパシー:感覚過敏、嘔吐、夜尿、夜泣き、怖い夢、赤ちゃんがえり、すぐなく、しがみつく、一人でいられない。。。
  • 世界におけるホメオパシー
  • 日本でのホメオパシーを受けるには。。。

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セミナー当日は、実際に被害の多かった地域の方の質問や
お子様への安全から放射能についての質問などがありました。
とても有意義な内容の濃いセミナーです。
震災に遭われた方、知識の一つとしてUSTREAMをご覧いただければ幸いです。
多くのことが学び、生きる知恵にしていただきたいと思います。

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