2015年05月14日 / ー セルフケアシリーズ, ▶︎【 院長の部屋 】
6月のTOLのテーマは、”食を考える” です。
第一弾として、6月13日、遅延型食物アレルギーのセミナーを開催します。
アレルギーというと、スギ花粉症や喘息などを思い浮かべると思いますが、これはIgEというタンパク質で起こるI型アレルギーです。これとは別にIgGというタンパク質で起こるIII型アレルギーがあります。
体内に入ってきた異物にIgGが結合すると、免疫複合体ができます。ウィルスや細菌はこの免疫複合体の形で除去されています。ところが免疫複合体が除去されずに血液中を流れると、 その大きさや荷電の性質(磁石のプラス、マイナス)によって 体の様々なところにくっついて障害を起こします。これがIII型アレルギーです。I型アレルギーに比べ、反応は穏やかですが、 慢性湿疹や、頭痛、慢性の体調不良などの原因となります。食物、特によく食べる好物にこのIII型アレルギーが知らないうちに起こっていることがあります。アレルギーがあるものがわかれば、 半年間、原因物質を食事から除くことでお困りの症状が改善する可能性があります。
日本では、検査できなかったIII型アレルギーの検査ですが、 アメリカに血液サンプルを郵送することで、検査が可能となりました。日本食に含まれる96種類の物質に、アレルギーがあるか検査することが出来ます。慢性の症状がありながら、病院で検査をしても原因がなかなかわからない方に、お薦めします。
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6月13日(土)13:30~15:00
III型アレルギーによる食物アレルギー
定 員:8名
受講料:3,240円(税込)
持ち物:筆記用具、お飲物(お好きなお飲物をご持参ください)
講 師:統合メディカルケアセンターTee of Life 院長 朴澤 孝治
看護師、NRサプリメントアドバイザー 岩間 久美
申込み:Tree of life 022-397-8337 または e-mail にて
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食物アレルギーに関連し得る症状、疾患
アトピー性皮膚炎、ドライスキン、慢性じんましんなどの皮膚疾患
消化不良、吐き気、便秘、下痢、口内炎などの消化器系の不調
慢性の咳、喘息、鼻炎など呼吸器疾患
おねしょなど泌尿器疾患
憂鬱、不安、集中力不足、不眠などの精神不調
慢性疲労、頭痛、片頭痛、自閉症、注意欠陥障害、てんかん、メニエール病などのめまい
関節リウマチ、線維筋痛症など関節・筋肉の症状
冷え性、体重増加、過剰な発汗
検査項目は、以下の96種の食品に対するアレルギーの有無です。
■乳製品 カゼイン、チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト ■フルーツ リンゴ、アボカド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ ■ナッツ・穀類 アーモンド、あずき、玄米、カシューナッツ、蕎麦、トウモロコシ、小麦グルテン、キドニー豆、緑豆(マング・ビーンズ)、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、白米、ライムギ、ゴマ、大豆、クルミ、全粒小麦、さやいんげん ■野菜 筍、もやし、ニガウリ、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、ピーマン、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、かぼちゃ、ほうれん草、さつまいも、トマト、じゃがいも ■肉類 牛、鶏、鶏卵(卵黄)、鶏卵(卵白)、ラム、豚 ■シーフード あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、牡蠣、レッドスナッパー、サーモン、スズキ、エビ、マグロ、ホタテ貝 ■スパイス カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ、バニラ ■その他 製パン用イースト、醸造用イースト、カカオ、コーヒー、蜂蜜、さとうきび、緑茶