2015年10月07日 / ▶︎ リンパドレナージ
さる9月26日(土)に、横浜会場で行われた第11回日本医療リンパドレナージ協会学術大会に、会員として会員発表のポスター掲示を行ってきました。
私が今回の学術大会参加を通して、
リンパ浮腫にお悩みの方にお役立ちいただけると思われる
学び得た情報をお伝えしたいと思います。
1.「メディカル・リンパドレナージュ開設の取り組みとその課題」を発表から見えたこと。
リンパ浮腫の治療とケアを必要とする方々に出会えるよう
リンパ浮腫でお困りの方に、リンパドレナージュを知って頂くために取り組みとして
患者会への参加、医療機関・事業所への広報活動、ブルグ等で情報発信、
各種セルフケアとの合同セミナーの開催。
これらを通しての現在のご利用状況を伝え
患者ご本人のQOL維持向上のために、
早期発見・早期治療とケアに繋げる働きをしていることを伝えて来ました。
会員の方々は、
「リンパ浮腫でお困り方は、情報を求めています。継続することがとても大事」
「種々のセルフケアを受けられていいですね。参加したい気持ちになりますね」等。
今後も当センターの統合メディカルケアの特徴を有効に生かしながら、
皆様の健康維持増進をお手伝いしていきたいと思います。
2.教育講演「リンパ浮腫治療の実際」からの情報
リンパ節を広範囲に郭清したころは、重症のリンパ浮腫の方が多かったが、
最近は低侵襲の手術が中心で重症例は減少しています。
しかし、放射線療法と抗がん剤併用で、周径は細いですが皮膚が硬く、
関節の拘縮をきたすような浮腫が増加しています。
早期発見・早期治療の必要性は今も変わらず大事です。
3.教育講演「重症別のリンパ浮腫治療の実践」からスキル向上へ
後藤学園付属リンパ浮腫研究所 所長佐藤 佳代子先生の
病期別のリンパドレナージュと圧迫療法のデモストレーションは
ゴット・ハンドを思わせる素晴らしいものでした。
その様子を目に焼き付け、
私も日々の皆様のご相談、施術に専念したいと思いました。
当センターでのセルフケア講座においても、
日々のセルフケアの工夫をお伝えしていきたいと思います。
日本医療リンパドレナージ協会とは
目的:リンパ浮腫の知識の普及、対策のための調査研究。医療リンパドレナージセラピストの養成。リンパ浮腫患者様の治療促進をすると共に、予防啓発の貢献と福祉の増進に寄与。
会員:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、あん摩マッサージ指圧士
会員数:548人(2015年3月31日現在)
*リンパ浮腫の相談・施術は、毎週水曜日午後1時半から6時(予約制)
*セルフケア講座は、毎月1回開催中です。
10月予定は、こちらでご確認ください。https://tree-of-life.jp/blog/2015/09/11091
*お問い合わせ・申し込み先 電話397-8337 e-mail: http://info@tree-of-life.jp