2017年07月27日 / ー メディカル・ビューティ, ▶︎ 栄養療法
今年の夏は、全国的に天気の急変が目立ち、局地的な大雨や天候の不安定さが目立ちます。
このたびの大雨による被害に遭われた地域の皆様には、こころよりお見舞い申し上げます。
仙台でも、梅雨入りと同時に暑い日が続き、一時は広瀬川の川底が一部見えているところがあるくらい水位が低くなっていました。
暑い日が続くと熱中症の危険性もあるためこまめな水分摂取が必要ですが、実はこの水分摂取こそ夏の疲れ『夏バテ』の原因になっている可能性があるのです!
疲れとりビタミンといわれるビタミンB1は、特に栄養素をエネルギーに換えるのに必要なビタミンです。このエネルギー変換が不完全な場合には乳酸という疲労物質を生成し、なんだか疲れた・・・という状態になってしまいます。熱中症予防にスポーツ飲料のような糖分が多く入る清涼飲料水をたくさん飲むと、糖質をエネルギーに換えるためにビタミンB1をたくさん消耗してしまうことになります。
ただでさえ夏は体力を維持するためにビタミンB1の消費量が増え、かつ水溶性のため汗や尿に排泄されやすいので、特に不足しがちな栄養素なのです。
そこでビタミンB1を多く含む食品には豚肉や豆腐などがありますが、ビタミンB1はニンニクや ニラ、タマネギやネギなどに含まれる成分のアリシンと結合すると吸収力がアップ↑しますので、豚肉やそれらの野菜と炒め物にしたり、薬味を多く使った冷や奴など、オススメします。
また、胃腸関係が弱い方は食事から必要な栄養素が十分に吸収されない可能性がありますので、
そのような場合は胃腸を強化する事が必要になります。こちらはまた次回にお話しすることにします。
NR・サプリメントアドバイザー 岩間