2017年10月28日 / ▶︎ 仙台ボイスセンター
先日、日本音声言語医学会総会・学術講演会に参加してきました。
フロリダ大学医学部加齢研究学科教授の染谷慎一氏によると、
運動が加齢性難聴の予防になる可能性がマウスを用いた研究により明らかにされているとのことです。
運動により
—酸素を体内に運ぶ能力の低下—
—毛細血管の減少—
—耳の神経細胞の老化—
が抑制され、結果として加齢性難聴進行の予防に繋がる・・・と考えられています。
若いうちから始めた方が効果的ですが、中高齢から始めても進行の予防になるそうです。
頻度や量は、週3日、通算3時間以上歩くか走るのが理想的とのことです。
ご高齢の方の場合は無理せず歩行能力の維持を目的に行うと良いでしょう。
日頃運動をする習慣がない方はこの機会に始められてはいかがでしょうか。
文章:言語聴覚士 太田絢子