2020年07月27日 / ▶︎ お知らせ, ー 吃音座談会, ▶︎ 仙台ボイスセンター, ▶︎ オンライン対応メニュー
こんにちは!
仙台ボイスセンター言語聴覚士の太田です。
当センターでは、吃音の悩みを軽くするための吃音治療を行っています。
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この記事では、当院の吃音治療の特色や治療効果についてご紹介致します✨️
治療を受けることを迷っている方や、遠方などの理由で諦めている方の
背中を少しでも押してさしあげることが出来れば幸いです♪
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[ 特色 ① ]
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吃音症は100人に1人の割合であります。
しかし、治療を受けられる施設は多くはありません。
特に東北には少なく、
中学生以上を受け入れている施設となると更に限定されてしまいます。
吃音の悩みのピークを迎えるのは中学生・高校生の頃が多いので、
中学生以上の方も悩みを相談できる場所を増やすことが課題だと思っています。
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当センターでは、年齢制限を設けずに治療を行っており、成人の方も通われています。
※未就学のお子様の場合は、話し方の練習よりも周囲の環境を整えることがメインとなります。
”完治”は難しくても、”吃り方や吃音の悩みを軽くする”ことは可能です。
当院で治療を受けた多くの方に症状の軽減が見られています!!
具体的には、後述の[ 治療効果 〜吃音治療〜 ]にてご紹介致します。
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[ 特色 ② ]
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吃音治療をオンラインで受けることができます!!
初回治療からオンライン治療が可能です。
通話はZOOMを使用して行います。
初めての方も簡単にご利用いただけますのでご安心ください♪
以下に当てはまる方には、特におすすめです!
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◎ 遠方にお住まいの方
◎ コロナウイルスが不安で治療を先延ばしにしている方
◎ 悩みが大きくて外出すること自体が負担に感じる方
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[ 特色 ③ ]
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当センターでは、定期的に『吃音座談会』を開催しております。
この会は、”吃音症の仲間と知り合い、悩みや体験談などを共有できる場所”です。
定員6名の少人数制となっており、アットホームな雰囲気を大切にしています✨️
参加された皆様にご好評をいただき、ほとんどの方にプラスの変化が見られています!!
具体的には、後述の[ 治療効果 〜吃音座談会〜 ]にてご紹介致します。
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[ 治療効果 〜吃音治療〜 ]
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①数字で見る効果
(自分にどのくらい当てはまるかを%で表す検査で、値が小さい方が良い)
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Aさん、Bさん、Cさんの治療開始時% → 治療終了時%
「吃る」・・・・・・・・・・・A:70%→10% B:100%→0% C:90%→80%
「吃ることが怖い」・・・・・・A:100%→10% B:100%→0% C:80%→10%
「吃ると恥ずかしい」・・・・・A:100%→20% B:100%→0% C:70%→10%
「緊張・不安」・・・・・・・・A:100%→30% B:100%→10% C:70%→10%
「コミュニケーション不良」・・A:90%→0% B:50%→0% C:40%→0%
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②印象的なエピソード
◎吃音が原因で先生から誤解と注意を受け、ショックから登校拒否状態となった中学生が、
治療を経て、吃音の悩みと先生への不信感が軽減し、学校に通えるようになった。
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◎吃音が原因で高校を中退後ひきこもりがちになり、外出することが苦痛だった方が、
治療を重ねて段々前向きになり、現在バイトや自動車学校に通い、趣味も楽しめている。
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◎治療開始当初は「吃音は怖くて恥ずかしいもの」「吃音を隠したい」という気持ちが強く、
就職活動への不安が大きかった大学生が、治療を受けて吃音の負のイメージが軽減し、
吃音のことをオープンにしながら就活を行い、大手企業に就職することができた。
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③患者様の声
〜20代男性〜
「吃音のことが気にならなくなり、吃ることも減った。緊張や不安もあまりない。」
〜10代男性〜
「授業で当てられた時に、“声が出ない”のを“答えが分からない”と誤解されて困っていたが、
アドバイスをもとに、学校の先生と話して解決することができ、楽な毎日を送れている。」
〜10代女性〜
「治療のおかげで、大学入学を期に、勇気を出して皆に吃音のことを伝えることができた。
近日プレゼンテーションをする機会があるが、もう皆知ってくれているので大丈夫そう。
皆に伝えてから悩みがなくなり、普段の会話も前よりも楽になった。伝えて良かった。」
〜20代男性〜
「吃る頻度はあまり変わらないが、難発になってもなんとか出ることが増えた。
社会人になり、人前で話す機会が多く、恐怖心もあるが、
吃音のことを伝える良いきっかけになっている。
ミーティングで司会進行することもあるが、吃っても暖かい目で見守ってくれている。」
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[ 治療効果 〜吃音座談会〜 ]
①数字で見る効果
(自分にどのくらい当てはまるかを%で表す検査で、値が小さい方が良い)
= − = − = − = − = − = − = − = − = − = − =
Aさん、Bさん、Cさんの参加前% → 参加後%
※上記A〜Cさんと同一人物ではありません
「吃ることが怖い」・・・・・・A:50%→10% B:70%→50% C:100%→80%
「吃ると頭が真っ白になる」・・A:80%→0% B:80%→40% C:30%→30%
「吃ると恥ずかしい」・・・・・A:80%→0% B:70%→20% C:100%→70%
「吃音を隠したい」・・・・・・A:50%→10% B:50%→20% C:100%→80%
「吃る人は劣っている」・・・・A:0%→0% B:30%→20% C:80%→50%
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②印象的なエピソード
◎元々吃ることに強い抵抗感があった方が、自己紹介の時に勇気を出して、
「今日は吃りちらしながら、色々話したいと思っています」と発言したり、
「吃ってしょぼんとするより、吃っても元気に話した方がいいよ」
という声がけを年下の子にしていて、頼もしい一面が見られた。
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◎吃音が原因で退職した体験を機に、当センターへの通院を開始した方が、
「話し方ではなく、性格や考え方、働く姿勢などで人の価値が決まると思う」
という意見を言われていて、通院開始時とは大きな変化が感じられた。
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◎初参加の中学生2人が、向かい合ってじっくり話す姿が見られ、
「同年代の吃音の人に出会えて良かった!」と喜ばれていた。
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③参加者の声
〜10代女性〜
「年上の人の話を聞いたり、中学生の時からここに通っている人達と話せて、
悩みを共有でき、前向きに捉えることができたので良かったです。」
〜10代男性〜
「他の人の話を聞いて、今後の不安も沢山減ったし、学べた。」
〜20代男性〜
「吃音の悩みを皆で共有できた。一人で悩まずに打ち明けるのが大事だと思った。」
〜20代男性〜
「今自分が困ってることの克服方法を教えてもらいました。経験談を聞けて良かったです。」
〜20代男性〜
「座談会では、吃ることを本当に気にせずに話せて良かったです。」
〜30代男性〜
「先生以外で吃音について話す人、あるいは吃音の人に会うことは無かったので、
会えるだけで価値があると思います。」
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いかがでしたか?
吃音治療について少しでも前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです♪
吃音の相談や向き合うことは、怖いことではありません。
そして、
吃音症は“不便を感じること”ではあるかも知れませんが、“恥ずべきこと”ではありません。
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正直な気持ちを、悩みを、打ち明けてください。
一緒に考え、出来る限りのサポートを致します。
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吃音の悩みを少しでも軽くしたい方は、仙台ボイスセンターへ!
※吃音治療を始めるには、併設の朴澤耳鼻咽喉科にて「吃音症」との診断が必要です。
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統合メディカルケアセンターTree of Life 受付
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