2022年10月29日 / ーYouTube, ▶︎ 栄養療法, ▶︎ 統合医療コンサルテーション, ▶︎ 医療相談
前回、私たちの電池、ミトコンドリアの事をお話しました。 今回は、ミトコンドリアを元気にする、 5-アミノレブリン酸(5-ALA)をご紹介します。 私たちが活動するために必要なエネルギーを作ってくれるのが、 ミトコンドリアです。 私たちが、息をして、体に吸い込んだ酸素、 食事をして、吸収した糖は、 ミトコンドリアに運ばれます。 ミトコンドリアの中には、 火力発電所のような、タービンが回転していて、 ここで、ATPというエネルギーを生み出します。 酸素が十分にあれば、1個の糖(グルコース)から 38個ものATPを作る事ができます。 この、ミトコンドリアの働きに必要なものが、 ヘムと呼ばれるタンパク質です。 ヘムは、5-ALAが8つつながった構造に、 鉄が結合して完成します。 5-ALAが8つつながった構造に、 マグネシウムが結合すると、 光合成に必要な、葉緑素ができあがります。 5-ALAは、 地球上の生物のエネルギーの元になっているのです。 ちょっと、驚きです。 5-ALAは、 地球上に、生命が生まれた36億年前から存在していて、 生命の根源物質とも呼ばれています。 私たちは、5-ALAを体の中で作る事ができます。 残念ながら、年齢とともに、作れる5-ALAの量が減っていき、 120才までには、ほとんど作れなくなってしまいます。 もし、1日に必要な5-ALA 10mgを 食事で摂ろうとすると、納豆では23Kg、 黒酢でも3.8Kg以上食べなければいけません。 ほとんど、不可能ですね。 20年程前に、5-ALAを、 人工的に作る事ができるようになりました。 動物実験では、5-ALAを与える事で、 老化が止まり、寿命が伸びました。 人でも、生活習慣病が改善したり、睡眠障害が改善したり、 新型コロナウィルスの感染が抑制できたりと 夢のような研究成果が、次々と発表されています。 私たちの体の細胞ほとんどに、ミトコンドリアがあり、 エネルギーを作っていることを考えると、 5-ALAで、ミトコンドリアが元気になると、 私たち自身が、元気になることも理解できます。 5-ALAがあれば、電池切れになることもなくなりそうですね。 最近は、サプリメントで、 5−ALAを取る事ができるようになりました。 当院のサプリメントアドバイザーまでお問い合わせ下さい。 ▼医療相談はこちら https://tree-of-life.jp/consultation/ 院長
私たちが電池切れをしないためには、ミトコンドリアのタービンを回し続ける必要があります。今回は、タービンを作る、5-ALAについてご説明します。
ミトコンドリアがエネルギーを作る構造。
生命の根源物質”5-ALA”とは。
加齢とともに”5-ALA”が作れなくなる?
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