2023年06月26日 / ーYouTube, ▶︎ 栄養療法, ▶︎【 院長の部屋 】
子供さんに、サプリメントはどうかと思う方もいらっしゃると思いますが、2000年を過ぎる頃より、日本の家庭の食費は、外食にかかる費用が、食材を購入する費用を上回るようになっています。農林水産省の統計では、その傾向は今後も継続しそうです。成長に、沢山の栄養素を必要とする子供さんほど、サプリメントが必要な時代になっていると言えます。
ベースサプリメントとして必要な、ビタミン、ミネラルは、ビタミンB、D、E、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウムです。ビタミンDが欠乏すると、身長の伸びが悪くなったというデータも出ています。子供さんには、必要な栄養素を補充する事も大切ですが、過剰になる事も避けなければいけません。日本の食事の状況に適した成分が、日本の子供さんに必要で、決して過剰にならない量が含まれたサプリメントをお勧めします。国産で、信頼できるクリニックで購入できるドクターズサプリメントが安心です。
オプショナルサプリメントとしては、腸内環境を整えるサプリメントを特にお勧めします。幼稚園や保育園の先生から、便秘で困っている子供さんが多いという、お話をよく聞きます。子供さんの腸内環境は、余り良くないようです。最近は、テレビなどで、腸内環境をよくする、サプリメントや、ヨーグルト、飲み物の宣伝を毎日のように見るようになりました。
私たちの腸の中には、善玉菌、日和見菌、悪玉菌など約1、000種類、100兆個もの細菌がいます。私たちが健康に生きるために助けてくれる善玉菌には、乳酸菌やビフィズス菌がいます。病気の原因となる物質を作る悪玉菌には、ウェルシュ菌や大腸菌がいます。
赤ちゃんが、お母さんのお腹から生まれたとき、赤ちゃんの腸のなかには、細菌は全くいません。完全に、無菌の状態で生まれてきます。その後、お母さんのお乳を飲んだり、様々な食物を食べることで、徐々に自分の腸にあった腸内細菌が居付いて、腸内環境が出来てきます。20才までに、その人の腸内環境は完成し、よほど食事を変えたり、抗生剤などの薬を長く飲まなければ、60才までは、ほぼ同じ腸内環境の状態が続きます。大切な腸内環境は、生まれてから20才になるまでに作られるわけです。
便秘や、お腹の調子が悪い子供さんが多いことは、子供さんの腸内環境が、悪玉菌優勢になっていることを示しています。甘いものや、JUNK FOOD、お肉ばかり食べると、悪玉菌が増えてしまいます。
発酵食品や、ヨーグルトなどを取り、善玉菌の餌の、食物線維を含んだ、お野菜や、キノコを沢山食べさせてあげて下さい。抗生物質は、腸内細菌も殺してしまいます。服用は、必要な時に、最小限にとどめたいですね。
乳酸菌は150種類以上もいます。子供さんの腸に、相性がいい乳酸菌は、腸に居付いてくれますが、相性が良くない乳酸菌は、腸を素通りして、便になってでてしまいます。うんちの1/3は食べ物の残りかす、1/3は古くなって剥がれ落ちた腸の粘膜、あとの1/3が、腸内細菌です。ヨーグルトを食べても、含まれる乳酸菌の相性が悪いと流れてしまい、高タンパク質な食材なだけに、かえって悪玉菌の餌になってしまうこともあります。
子供さんの、腸にいる善玉菌を育てるプレバイオティクスというサプリメントがあります。2〜3ヶ月で、腸内環境を改善することが出来ます。お野菜がどうしても食べられない子供さんには、食物線維のサプリメントもあります。
腸内環境が良くなると、アレルギー症状も、改善します。肥満や、やせなどの体型や、うつ症状など、感情面にも、腸内環境が影響していることがわかってきました。大人になる前に、子供さんのお腹に、良い腸内環境を作ってあげて下さい。
20才までは、大人になるまでの、体の基礎が出来る時期です。サプリメントを上手にとって、健やかな成長を助けてあげて下さい。ご心配なことは、医師や、サプリメントアドエアの資格を持つ看護士が、お答えします。お気軽にご相談下さい。
院長
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