2023年12月12日 / ーYouTube, ▶︎ 仙台マインドフルネスセンター【NEW】, ▶︎【 院長の部屋 】
毎日の生活には、ストレスが一杯ですね。
特にアフターコロナの今、コロナが治ったあとに、
長期にわたり体調不良が続くロングコロナや、
コロナにかかっていないのに体調が悪くなる、コロナの二次健康被害などで、
悩まれている方もいらっしゃいます。
私たちは、毎日の仕事や雑事に忙殺されて、
無意識に、大切なものを犠牲にしたり、我慢して生きています。
アレキシサイミア、アレキシソミア、
という言葉をご存知ですか?
日本語に訳すと、
アレキシサイミアは失感情症、
アレキシソミアは失体感症となります。
アレキシサイミアは、
自分の感情に鈍感になってしまい、自分の気持ちを感じることが
難しくなることを言います。
アレキシソミアは
ご自分の身体の痛みなどの感覚に気づくことも難しくなることをいいます。
ストレスがかかった状態が長く続くと、ストレスが無い状態のことを忘れてしまい、自分にストレスがかかっているのかわからなくなります。
ストレスがかかった状態が、普通となってしまうのです。
ご自分の苦しい、つらい、悲しいという感情が、押し込められてしまい、
アレキシサイミアとなります。
すると今度は、
鬱積された感情が、身体の症状となって現れます。
頭痛や、腹痛、不眠、肩こり、手のしびれ、耳鳴、めまいなどです。
このような症状で、病院に行って検査を受けても、
なんら異常が出ないことがほとんどです。
『異常がありません、気のせいです』といわれるかもしれません。
抗不安薬などの向精神薬を処方されるかもしれません。
結局、症状が改善することはありません。
このような体の症状が長く続くと、この状態が平常となってしまい、
症状も感じられなくなります。
これがアレキシソミアです。
ここまでくると、心身の健康にとっては危険なレベルです。
病院でも診断される病気が発症してしまいます。
私たちの心や体は、
ホメオスターシスといって健康な状態を保とうとしています。
外的因子や、内的因子によって、健康が脅かされると、
何らかのサインを送ります。
このサインに早く気づくことが出来れば、
心身の健康を保つことが出来ます。
日々の忙しさや、ルーチンワークに気を取られて、
心や体が送るサインを見逃してしまうと、徐々に健康がむしばまれてしまいます。
肩がぱんぱんに張ってつらそうなのに、
患者さんは肩こりを全く感じていないことがあります。
我慢は美徳ではありません。
ストレスが多い毎日ですが、我慢しないで
こころやからだが出すサインを見落とさないようにしましょう。
そのためには、マインドフルネスがとても有用です。
2023年1月、
統合メディカルケアセンターTree of Lifeに
仙台マインドフルネスセンターがオープンします。
是非、ご活用下さい。
院長
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