2024年01月23日 / ーYouTube, ▶︎【 院長の部屋 】
内因性カンナビノイドシステムをご存知ですか?
私たちの体のすみずみにあり、
恒常性、ホメオスタシスを保つために働いています。
私たちは、
温度や湿度など環境の変化、
人間関係のストレスなど、
様々な外的刺激を受けても、
いつも同じように生活することができます。
これは、恒常性、ホメオスタシスが上手に保たれているためです。
逆に、ホメオスタシスが保たれないと、
困った症状の原因になります。
例えば、
私たちは毎日の生活の中で、
感情が様々に動きますが、
これは脳内ホルモンが増えたり、減ったりするためです。
脳内でドーパミンというホルモンが出るとやる気が出ます。
ドーパミンが少ないとやる気がなくなりますが、
ドーパミンが過剰にでると、
ゲーム依存症や買い物依存症のような依存症になってしまいます。
そのような状況を避けるため、
内因性カンナビノイドシステムは、
ドパミンの分泌をコントロールして、
感情に振り回されないようにしています。
内因性カンナビノイドシステムは、
私たちが、いつも安定した状態(ホメオスタシス)を保つように働いています。
ところが、私たちの体の中で作られる、
内因性カンナビノイドは、
ストレスや老化などにより、減少してしまいます。
少なくなった内因性カンナビノイドを補うために、
CBDなどの植物性カンナビノイドを、
摂ることができます。
CBDは、大麻草から取られるので、
大麻のイメージがあるかもしれません。
大麻は、日本では『大麻取締法』で厳しく規制されています。
大麻草の葉と根に含まれるTHCが、大麻の主成分です。
大麻草の種子や茎に含まれるCBDは、人体に有害性がなく、
てんかんなどの病気の治療に有益であることが、
海外の研究で明らかになっています。
日本国政府も、2023年10月24日の閣議決定で、
大麻草を原料にしたCBDの使用を認めています。
由来は同じ大麻草でも、
CBDと大麻をはっきり区別するべきです。
ふぐを例えに説明します。
ふぐ料理は、とても美味しいですが、
ふぐには毒があり、
ちゃんと調理していないふぐを食べると、
筋肉が麻痺し、呼吸が止まってしまいます。
ふぐを調理する免許を持った板前さんがさばいたふぐを食べると、
美味しいふぐ料理を安全に楽しむことが出来ます。
CBDも、
信頼できるメーカーが製造したCBDを、
医師の指導の下で使うと、
安全に、ご自分の健康に良い作用を得ることが出来るのです。
CBD製品を取り扱っている業者は多くありますが、
CBDや大麻についての専門知識があり、
きちんと責任をもって販売を行っている、
国産の業者を選ぶことが大切です。
どれぐらいの量のCBDを飲んだら良いかは、
集中して仕事を頑張りたいのか、
リラックスしたいのか、
あるいは眠りにつきたいのかなど目的によって変わります。
同じ目的でも、
どれぐらいの量が必要なのかは、人によって異なります。
CBDの効果の差には個人差があり、
20倍も違う事もあると言われています。
不足したビタミンを補充するために、
ビタミンのサプリメントを飲む事に比べると、
CBDと内因性カンナビノイドの関係は複雑です。
取るCBDの量によって、全く異なる作用がでてしまう事があるのです。
「あなたの目的にはこれぐらいのCBDを1日何回飲みなさい」
という風に教えてくれる人がいると、
CBDをより効果的に利用することができます。
ふぐを安全に美味しく食べるのに、
ふぐをさばく免許を持った板前さんが必要なように、
CBDを、安全に有効に活用するためには、
CBDの知識を持った医師のアドバイスが大切です。
ストレスが多いアフターコロナの時代を上手に生きるには、
CBDを活用することがポイントです。
ストレスが溜まってしまったときには、
CBDで過剰な反応を避ける事もできます。
個人の悩みをストレスとして溜め込まないと、
ホメオタシスが保たれ、健康で幸せな生活ができるようになります。
加齢とともに、内因性カンナビノイドは少なくなるので、
CBDをうまく使うことが大切です。
CBDを、毎日の生活に取り入れてみたい方は、
お気軽にご相談下さい。
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