統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2022年12月08日 / ,

【Dr.ブログ】疲れが取れない、やる気が出ない、朝布団から起きることができない方へ、うつ病かもと思う前に副腎疲労のことを知ってください

 

 

 

 

副腎疲労症候群と言う病気をご存知ですか?

自律神経失調症や更年期障害に比べ、

まだ知名度は低いですが、

現代の日本で、確実に増えている病気です。

 



 

現代社会で、

私たちは多くのストレスにさらされています。

極度のストレスは、キラーストレスとなって、

心身のバランスを崩し、

死に至るような体の反応を起こしてしまうこともあります。

キラーストレスから私たちを守るのが、

腎臓の上にある、副腎から分泌されるホルモンです。

 



 

ストレスが多く、ホルモンの過剰な分泌が続くと、

副腎が疲れてしまい、

ホルモンを分泌することができなくなってしまいます。

すると、ストレスに負けて、

慢性的な疲れや、やる気が出ない、

朝起きれないなどの症状がでます。

これが副腎疲労です。

 

重症になると、

会社を休んだり、

寝たきりで家事ができなくなってしまうこともあります。

責任感が強く、

一人で何でも背負ってしまう性格の方に

発症することが多いので、

ご自分の状態がふがいなく、

大変苦しまれます。

 

病院に行っても、どこにも異常が見つからず、

うつ病や更年期障害、慢性疲労症候群と診断されますが、

処方された薬を飲んでも症状が治ることはありません。

 

下のチェックリストを試して下さい。

チェック項目が多い方は、副腎疲労の可能性があります。

 



 

震災の時の、日本人の我慢強さは、

世界から賞賛されましたが、

度を超すと、ご自分の首を絞めてしまうことになります。

 

副腎が弱っているのに、

コーヒーをがぶ飲みしたり、

日本特有のスタミナドリンクを飲んで、

残りわずかな副腎ホルモンを絞りだしても、先が見えています。

 

日本では、まだよく知られていない副腎疲労ですが

血液検査を受けることで簡単に診断できます。

 

副腎から分泌されるコルチゾールは、

ストレスに反応して増えるため、

ストレスホルモンと呼ばれます。

 

朝、太陽が昇るとともに分泌が亢進し、

活動性が高まり、

夜は低下し、代わりにメラトニンが分泌され、

休息に向かいます。

血圧上昇、血糖上昇などの作用があり、

過剰な分泌は、体に有害です。

 



 

DHEA-1は、

副腎で50種類以上のホルモンに変化するため、

『ホルモンの母』と呼ばれます。

また、『癒しのホルモン』とも言われ、

ストレスから体を守ってくれています。

20代をピークに、加齢とともに低下します。

 



 

血液中のコルチゾールと

DHEA-1の値を比較することで

ご自分の副腎の疲労度を知ることができます。

 

副腎疲労と診断されても、

生活習慣の改善とサプリメントで、

副腎機能を復活させることが可能です。

 

DHEAは、日本では、自然薯という、とろろ芋に多く含まれます。

抽出された天然ホルモンDHEAを取る事で、

ホルモンがまた、作られるようになります。

 

副腎は、

体の中で最もビタミンCの濃度が高く、

ホルモン合成に利用しています。

ビタミンBも必要で、

総合的にビタミン、ミネラルを取ることが

疲れた副腎の回復に必要です。

 

1年以上、

抗うつ剤を飲んでも全く改善しなかった症状が、

サプリメントにより4ヶ月ほどで

体調が改善し、元気に職場復帰されています。

 



 

病院に行っても病名だけがどんどん増えて、

処方される薬の種類や量も増えますが、

症状はさっぱり改善せず、

むしろ悪化するように感じられます。

気持ちばかり焦ってしまい、体がついて行かず、

かえって状況を悪化させてしまうことも。

 

でも、副腎疲労の検査を受けることで、

原因がはっきりすると、

気持ちが落ち着くと同時に、

治療への意欲もわいてきます。

 

慢性の症状に悩んだら、検査を受けてみましょう。

そして原因がわかったら、

専門医の指示に従って治療しましょう。

きっと、体調が元のようによくなり、

やる気が出てきますよ。

 

院長

 

 

YouTube 解説はこちら下矢印

動画の内容

□ 私たちをストレスから守る、副腎とは? 

□ 副腎疲労の原因 

□ 副腎疲労の症状 

□ 副腎疲労の治療法

 

 

 

 

 

 

 

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