2013年08月22日 / ー セルフケアシリーズ, ▶︎ 鍼灸・美容鍼灸
こんにちは。tol鍼灸セクションの杉山です。
今日は私が行っている鍼灸治療についてご案内します。
【施術の基本】
*陰陽を整える:東洋医学の基本となる考えです
この世のものは全て陰と陽に属します
私達の表と裏、上と下、右と左を整えます
*気、血(ケツ)、津液(シンエキ)を整える
私たちの体には経絡という気、血の通り道があります
経絡は手足の先から体幹に向かうもの
体幹から手足の先や顔などにむかうものが14本
ツボは経絡上にあり
経絡の異常を知らせてくれるとともに
治療点としての役割もあります
【効果機序】
ツボに鍼やお灸でツボに刺激をほどこします
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気、血が作られたり、めぐりを良くすることができます
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余分な老廃物が出て行き水分のバランスも整います
(津液の働き) ↓
気、血、津液が整のいます
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臓腑の働きが整い正常に機能するようになります
↓
健康に導かれます
*鍼:使用する鍼は髪の毛のように細い鍼です
使い捨ての鍼なので感染の心配がありません
てい鍼という刺さない鍼も使用します
どちらも日本製の清潔な物です
丁寧で安全な施術を行います
*灸:良質のモグサを使用した、せんねん灸のお灸を使用しています
施術部位や用途に応じてお灸の種類も変えて行います
*TOL鍼灸セクションでの鍼灸施術の流れ*
【初診】
カルテ作成のため問診票に記載していただきます
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問診票を見ながら、体調や経絡の状態、鍼灸治療についてご説明致します
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診察 施術
全体のバランスを診させていただきます
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お腹(腹診)脈(脈診)を確認したり、
実際に身体を動かしていただくこともあります(個人によって違います)
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急性の腰痛や肩部痛、頸部痛などの場合は運動機能の検査も行います
結果によっては医療機関をご案内することもございます
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痛みが強い場合は、局所的な痛みを取る治療を行います
慢性的な症状の場合は局所的な症状にとらわれず
全身のバランスをみて全身治療を行います
↓
ある程度痛みが落ち着いたところで全身治療を行います
経絡のバランスを取るための施術です
鍼灸やてい鍼という刺さない鍼で全身の経絡を刺激して気をめぐらせたり
整えたりします
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仕上げに軽い運動法や
あんま、マッサージ、指圧を取り入れた複合的マッサージを行います(症状や個人によって変わります)
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最後に今後どのような生活を送ったらよいか、自宅でできる養生法などについて
アドバイスや質問などにお答えします
【再診】
前回の施術後の状態や、新たな訴えなどお聞きします
その後は上記の方法で診察、施術となります
【施術の目的・回数・間隔】
急性的な疾患でお困りの方:痛みや症状の改善が目的
急性の腰痛などにつきましては、数回
但しあまり日をおかずに来院していただきます
ある程度痛みが治まりましたら、後は自分の身体が治ってくれるように日常生活の注意点などを
お話しさせていただきます
慢性的な疾患でお困りの方:症状の緩和、今後同じような状況に陥らないための身体作りが目的
施術後、どのような効果や症状の変化があったか
といった身体や心持ちの変化を確認する時間をみて
約2週間に1回位の割合で施術を行います
個人によってその回数や間隔はまちまちです
相談しながらの施術となります
養生のための鍼灸:未病治、自然治癒力・免疫力の向上、自律神経系を整える
TOL鍼灸セクションには、大病を患った後や治療中の方も来院しています
病気を抱えながらの鍼灸では、身体に負担がかからないようまた、治療効果の妨げではなく
最大限の治療効果がもたらされるようにと施術を行います
そのため、月1回から2週間ごと、もしくは治療の日程に合わせるなど
回数や期間は個人によってかなりの違いがあります
その他、日頃の体調管理、メンテナンスといった目的での利用もございます
この場合も同様で、その時々の状態により施術方法を変えながら行います
【鍼灸を受けるために】
TOL鍼灸セクションでは、お着替えの準備はございません
手足が出て、背中、腹部も見やすいような服装またはお着替えをご持参ください
今までにかかった病気や、現在かかっている病気、内服のお薬など
みなさまの状況がわかるような情報をあらかじめまとめてお越しください
治療に関して質問、疑問、ご希望がありましたらいつでもお話しください
「鍼灸はやってみたいけど、鍼が怖くて嫌だ」といったご希望にもお応えしています
安心してお受けください
【鍼灸・適応症状・受付時間・料金】→こちら 鍼灸をクリック
*TOL鍼灸セクションは、朴澤耳鼻咽喉科に併設しています
しかし、耳鼻科の患者様に限らず、多くの症状でお悩みの方に
利用していただける空間となっております
みなさまに気持ち良く利用していただくために
これからも精進してまいります