統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2013年09月13日 / 

Sri Lanka Ayurveda Treatment体験記~その2 

先日 院長がアップした『スリランカ アーユルヴェーダ体験記~その1』の続きです。
コロンボ空港に到着すると仏陀が出迎えてくれます。スリランカの70-80%は仏教徒。
なにか日本人のMindに合って、皆さん優しい方が多いのが印象的でした。なにかホッとする感じがしました。
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今回は、Siddalepa社のアーユルヴェーダ トリートメントの施術体験記です♪
スリランカにおいて政府公認のSiddalepa Ayurveda Hospitalは、入院設備を有し、スリランカ市民の慢性病などの治療を行っています。
私たちが訪れた場所は、 Siddhalepa Ayurveda Helth Resortです。
インド洋に面した自然いっぱいの場所です♪青い空、青い海、緑豊かな地です。
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ヨーロッパから治療目的で2週間滞在して、施術を受けるケースが多いとのことです。残念ながら忙しい日本人はなかなか2週間のバケーションを取るのが難しい為、1週間の滞在や3日間の滞在が多いようですよ。

《アーユルヴェーダ治療》

いよいよ体験が始まります~
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大きく治療は2つに分かれています。
1つは、長期滞在の治療として→パンチャカルマトリートメント
慢性病の長期ケアとして有効とされています。パンチャカルマとは体内の毒を排出するブログラムで基本は10日間~2週間にわたって行われます。ストレスや心身に蓄積された毒素を効率的に排出し、前回院長がアップしました3つのドーシャのバランスを取りもどします。
もう1つは、短期滞在の治療としてアヴィヤンガ(愛情たっぷりな母の手という意味)で全身のトリートメント。ヘッドマッサージ、ピジチリ(王様のトリートメントと呼ばれる)熱めハーブオイルを全身に垂らし、体内毒素を排出する。フェイスマッサージ。シロダーラなどです。こちらも3つのドーシャのバランスを取りもどします。
私たちは短期滞在型の治療体験してきましたよ。
☆まずは、アーユルヴェーダドクターによる問診と脈診、血圧チェックから始まります
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アーユルヴェーダでは、生まれ持った基本体質(プラクリティ)を知ることが大切です。問診、体質を知るドーシャチェックは経験豊かなアーユルヴェーダ医師による脈診で知ることができます。また、問診は肉体症状のほかメンタル面の状態も詳しく尋ねられます。アーユルヴェーダでは、体と精神、スピリットの状態バランスを重要視しています。奥が深いんです~。
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☆ドクターによるチェック後、治療方針が決まり、アーユルヴェーダホスピタルで経験を積んだセラピストによる施術がスタートです♪
男性には男性のセラピスト、女性には女性のセラピストが担当します。
使用する薬草は、3000種類以上あると言われています。(ホメオパシーのレメディ数と一緒!)
薬草はオイルの中に含まれていたり、服用するアーユルヴェーダのお薬に含まれています。
日々頭を使いすぎている私たちは、、、初シロダーラ体験! 
毎日が非常に忙しい、頭脳を酷使する、パソコンをよく使う、ストレス、悩みを抱えている、頭痛 不眠などの方にオススメ。
シローとはヘッドのこと、ダラーとは流すことを意味し、額のチャクラ(第三の目)にオイルをゆっくりと流すことにより、脳を開放します。脳のマッサージとも呼ばれ、額の一番敏感な部分に一定量・一定温(体温より1度高いぐらいの温度)のオイルを垂らし続けることによって一種の瞑想状態に似てます。
☆その後全てのトリートメントが終わると、、、
ハーバルバス または スチームバスでオイルを浸透させます。
☆シロダーラ後は・・・
日本で受けるシロダーラとは違います。20130913th.jpg
シロダーラ施術後はいくつかのルールがあるのです。
食事はスパイシーなものは避け、新鮮なフルーツを食すること。アルコールや冷たい飲物他避けるものが指定されます。アーユルヴェーダは、体にシャワーを浴びるのと同じように白湯を飲むことが大切とされています。白湯を飲むのは、内臓にシャワーするようなものだとアーユルヴェーダ医師が教えてくれました。
衣類はゆったりしたものを身にまとうこと。シロダーラをゆったりとした緑色のコットンを着、頭にも緑色の布をターバンのように巻かれます。まるでGreen manのようです。
エクササイズは禁止、何もしないというのが原則です。
新鮮な空気を体一杯で感じることを薦められます。
また、脳のリラックスには読書など情報を頭に入れないよう指導されます。
シャワーは6時間後に浴び、洗髪は翌日まで禁止となります。
インド洋を眺めながら、新鮮な風を感じ、瞑想しているような状態が続きます。
☆施術が終わると根本体質・症状に応じたアーユルヴェーダのお薬が処方されます。
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《アーユルヴェーダ食事療法》

20130913tj.jpgアーユルヴェーダは、ライフスタイルに及ぶ全体の治療です。食事療法も大切で、ドーシャのバランスを取る食べ物を意識的に食します。
朝・昼・晩と基本的にベジタリアンのアーユルヴェーダの食事をします。
アーユルヴェーダドクターから体質に合った食事のアドバイスを受け、それに沿って食事をします。
日本人の口にも合う食材です。デザートも美味しいです♪
食後は、アーユルヴェーダハーバルティを飲みます。
食事中にはアーユルヴェーダ医師が回ってきて、食事に関するアドバイスをしてくれます。
これを数日続けるだけでもなにか内側から変わってくるのを感じます。

《Yoga療法》

朝Yogaがあります。20130913tk.jpg
本来アーユルヴェーダの治療の1つとして健康を担う位置づけにYogaがあるんです。
呼吸法、Yoga、瞑想を通して自分自身と向き合う時間です。
新鮮なプラーナがいっぱいで気持ちがいいです♪

《滞在中は》

毎日の施術前に、アーユルヴェーダ医師による問診があります。
最終日には、日本での生活のアドバイス等を受けることが出来ます。

《感謝》

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今回のスリランカ アーユルヴェーダ病院視察、コロンボSPA視察と施術体験に、Siddhalepa社の方々が大変快く応じてくださり、大変感謝しております。特にマーケッティングマネージャーのUshanさんには大変お世話になりました。
2011年の震災のことも大変心配なさっており、震災後のケアにアーユルヴェーダ治療が有効であるというお話なども伺うことができました。

《最後に》

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世界最古の医療 アーユルヴェーダは4000年という伝承医学。
4000年の歴史、21世紀もなおアーユルヴェーダ治療を必要としている方がたくさんいる。
スリランカでは、政府公認のアーユルヴェーダ病院があり、暮らしに密着している。
西洋医学とアーユルヴェーダを人々はその時の症状に応じて自ら選択して治療を受けているとのこと。
各々の得意分野を見極めて、治療を自由に選択する。。。
スリランカではそれが普通に生活の中で浸透している。すばらしいことですね。
4000年というアーユルヴェーダの奥深さを理解することはなかなか難しい。
けれども、その良さを体感し、今なお廃れることなく引き継がれてきた意味をなんとなくわかった気がした。
今回の滞在は4日と大変短いものだったけど、
健康とは・・・こういうことだったんだ!と自然と思える瞬間に出会えたことは嬉しかった。
インド洋、空、大地、緑豊かな自然、薬草、新鮮な空気、食事、トリートメント、
Yoga、ホスピタリティ溢れる人々・・・
この環境だからこそ感じ取れる感覚があると思う。

この体験記から本格的アーユルヴェーダをより多くの方に知っていただけたら嬉しいです♪

2013年11月10日~17日、1週間プログラム Ayurveda Treatment Trip『本当の自分を取りもどす旅』をSiddalepa社のご協力のもと企画しております♪
ご興味ある方はお問合せくださいませ~。
お申し込み・お問い合わせは・・・ 統合医療センターTree of Lifeまで
電話 022-397-8337 または mailで!

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