2020年03月31日 /
花粉症のたとえで「コップから水が溢れるように、許容範囲を超えると花粉症になってしまう」と聞いたことがありませんか?アイゾパシー療法とは、そのコップを大きくして水が溢れないようにする治療です。具体的にはどのような方法か、今年のスギ花粉を振り返りながらご紹介します。
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【2020年スギ花粉症を振り返って】
今年は、暖冬のため、スギ花粉の飛散が早く始まりました。しばらく、少ない飛散量で経過したあと、気温が上がると共にいっきに飛散量が増えました。今年は症状が出始めた日がはっきりしている方が多かったように思います。花粉症は、人によって器があり、その器を超える量の花粉が飛ぶと症状が出ると言うたとえがありますが、今年は、そのことがよくわかる年でした。当院でお薦めしているスギ花粉症の体質改善は、ご自分の器を大きくする治療です。今年はまだ症状がでないという方、大量飛散した日だけ症状が出た方など、 器が大 きくなって 、症状が楽になっていることを自覚された方も多い年でした。
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【花粉症を治せない対症療法と、 花粉症を治せるアイゾパシー療法】
花粉症は一生つきあわなくてはならない病気というイメージがありますが、抗アレルギー剤を使っている限り、それは本当です。抗アレルギー剤は、症状を抑えているだけだからです。しかし、花粉症が治るとしたらど うでしょう。アレルギーに関する統合医療で注目されているのが、アイゾパシー療法です。アイゾパシーとは、病気の原因となったものから作られた薬で、その病気を治す治療法で す 。「 毒を以て毒を制す 」と言いますが、アイゾパシーは正に、スギ花粉症を引き起こすスギ花粉を利用して、花粉症を治す治療です。そして、4年間、治療を毎年継続すると、80%の方が、抗アレルギー剤を服用しないで花粉の季節を過ごせるようになっています。
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【当院で体質改善可能な花粉の飛散時期】
スギ花粉は、今月いっぱいでほぼ飛散が終わりますが、その後ヒノキ花粉、5月からは、カモガヤなどイネ科の花粉が飛散し、梅雨にかけて、ダニが繁殖します。これらのアレルギーに対しても、体質改善は有効です。是非、スタッフまでご相談下さい。
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院長:朴澤 孝治