統合メディカルケアセンター「Tree of Life」

2024年03月16日 / ,

ローイングマシンで、猫背や腰の曲がりを防ぎましょう!

 

 

 

 

老化により、猫背になったり、腰が曲がってしまう方がいます。
肩こりや、腰痛の原因になるほか、
逆流性食道炎や、食欲不振、便秘を起こしたり、
日常生活に支障となる事が多くなります。
何より、余りスタイルがいいとは言えません。

 

 

猫背や、腰が曲がるのは、
成人脊柱変形症と言って、
背骨が変形することでおこります。

 

私たち人間は、立って2足歩行するようになったため、
重い頭を、背骨、腰、脚で支えなければいけなくなりました。
このためには、骨格と抗重力筋が大切です。

 

抗重力筋は、重力に逆らって重い頭を支え、姿勢を維持する筋肉です。
腹筋、背筋、お尻の筋肉、脚の筋肉、
インナーマッスルと呼ばれる体幹の筋肉で構成されています。

 

 

50才を過ぎる頃から、
筋肉の衰えが加速度的に進みます。
抗重力筋の働きが弱り、骨格に、直接重力が、かかるようになり、
骨の変形や、椎間板ヘルニアがおこりやすくなります。
肩こりや、腰痛の悪化が、最初の症状です。
65才以上の日本人の5人に1人は背骨の変形があるとされています。

 

 

特に女性の場合は、閉経された後、
女性ホルモンが減少するため、
カルシウムの代謝が低下し、骨粗鬆症を発症します。
骨が弱くなり、背骨の圧迫骨折がおこると、
腰の曲がりが強くなります。

 

ビタミンDやビタミンK、
カルシウム、マグネシウムを摂取し、
骨の弱体化を防ぐとともに、
筋肉の強化が大切です。

 

 

人生100年時代ですが、
最近の研究では、
高齢になってから、運動を始めても、
十分に筋力の衰えを防げる事が、明らかになりました。

 

ジムに通う、ジョギングをする、ウォーキングをするなど、
最近は、様々な運動が提唱されています。
一番大切なことは、毎日継続することです。
効率よく、毎日続けられる運動があればいいですね。

 

ジョギングは、膝や足首の関節に負荷がかかります。
体重の2〜3倍の力がかかってしまい、
関節を損傷してしまう危険があります。
しかも、下半身に比べ、上半身の強化は不十分です。
水泳が、理想的ですが、毎日行うのに難点があります。

 

 

私が毎日している運動は、
ローイングマシンを利用したトレーニングです。

 

ボートを漕ぐ動作を、自宅で行えるトレーニングマシンです。
キャッチ、ドライブ、フィニッシュ、リカバリーという、
動作を繰り返します。
姿勢を正しく保ちながら行う事がポイントです。

 

このトレーニングがいい点は、
1.全身の筋肉の85%を使う有酸素運動で、抗重力筋の強化が出来る。
2.1日15分で、十分な効果が得られる。
3.骨、関節にかかる負担が少ない。
4.姿勢がよくなる。
5.ウォーキングの4倍、ジョギングの約2倍のカロリーを消費できる。
6.幸せホルモン『セロトニン』が分泌される。
7.自宅で、気軽に行えるので、継続できる。

 

まだ、日本ではポピュラーではありませんが、
こんなに、多くのメリットがあります。
ローイングマシンだけで、十分な抗重力筋の強化ができます。

 

磁石式のタイプは、安価な上、とても静かで、振動もなく、
マンションにお住まいの方でも、
お隣や、下階の方に気兼ねすることなく、
いつでもトレーニングが出来ます。
使用後は、立てて保管できるので、場所も取りません。

 

 

アイルランドのリーチャード・モーガンさんは、
パン屋さんの仕事をされていましたが、
膝の関節炎があったため、
若い頃は何の運動もしていませんでした。

 

お孫さんがボート選手だったことで、
73才からローイングマシンを始めたところ、
インドアローイングの世界チャンピオンに4回もなりました。
現在93才になられましたが、
心肺機能は、30から40才の人に匹敵するそうです。

 

トレーニングを始めるのに、手遅れはありません。
猫背や腰が曲がる前に、
抗重力筋の強化を、あなたも始めてみませんか?

 

私のお勧めはローイングマシンです。

 

不整脈や、高血圧、心筋梗塞の既往がある方は、
主治医に相談の上、始めて下さい。

 

院長

 

 

 

 

 

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