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2018年08月02日 / 

夏の耳のトラブルに、要注意!

夏は暑くて、汗をかいたり、水遊びをしたり、耳のトラブルが多い季節です。耳の穴から約2.5cm奥に鼓膜があります。耳の穴から鼓膜までの管を外耳道と言います。厚さ0.1mmしかない繊細な鼓膜を守るため、外耳道は単純な筒ではなく、上下、前後にS字のカーブを描きながら、屈曲しています。この屈曲した外耳道が、外部から異物が入るのを防いでいます。でも、水遊びをした時に、この屈曲部分に水が入ると、表面張力のため、なかなか外に出なくなってしまい、水の中にいるような不快感が生じます。鼓膜近くにたまった水は、綿棒で取ろうとすると、鼓膜を傷つけてしまい危険です。ティッシュでこよりを作り吸いとるのが、外耳道の屈曲にも対応でき、安全です。それでもとれないときは、病院で吸い取ってもらいましょう。

さて、外耳道の外側1/3は、耳たぶと連続した軟骨でできています 。内側2/3は骨でできていて、骨の上にじかに皮膚がはっています。とても薄い皮膚なので、ちょっとでも強く綿棒で掻くと、傷がついて痛んだり、耳だれの原因になります。イタリアに「拳より大きいものは耳に入れるな」ということわざがあります。耳には何も入れてはいけないと言うことですね。それじゃ、耳かすはどうしたらいいのと不安になりますか?実は、耳の中には耳かすを自動的に外に運ぶ ベルトコンベヤーのような仕組みがあります。鼓膜の真ん中に色素で印をつけると、何日かすると印は鼓膜から外耳道に移り、さらに手前に移動します。いわゆる猫耳という、ネバネバした耳かすの方以外は耳の手入れはしなくても大丈夫なんです。むしろ、耳かきをしているときに誤って、鼓膜を破ってしまう事もありますので、十分に注意してください。

院長:朴澤孝治

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