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2018年11月02日 / ,

《 教えて!朴澤院長 》たかが耳鳴り、されど耳鳴り

耳鳴りは、困った症状ですね。40~70代の方の5人に1人は耳鳴を経験しています。『○○で耳鳴りは治る』という本を目にしたり、『○○を飲めば耳鳴りは治る』といったサプリメントの宣伝を見る事があると思いますが、残念ながらあてにしない方がいいでしょう。耳鳴りの原因は人それぞれで、治療法も異なります。

耳鳴りの陰に病気が隠れている事があります。耳かすがたまるなど外耳の病気でも、中耳炎などの中耳の病気でも、突発性難聴などの内耳の病気でも、聴神経腫瘍などの脳の病気でも、高血圧などの全身の病気でも、耳鳴はなります。耳鳴を感じたら、まず、このような病気がないか検査を受けて、その治療をすることが大切です。

病気がなくても、体内のビタミンB12や亜鉛、脳内のメラトニンと言うホルモンが少ないと、耳鳴りが気になります。これらを補充すると2週間で、耳鳴が気にならなくなることがあります。老人性難聴などの、難聴をお持ちの方は、脳の音を感じる神経に信号が届かないため、神経に過剰な興奮がおこり耳鳴がします。補聴器をつけると、聞こえがよくなるとともに、耳鳴も気にならなくなります。難聴がないのに耳鳴が気になる方には、TRTという器械があります。補聴器のような形をしていて、常時耳につけて、脳の過剰な興奮を治めます。重症の耳鳴の患者様でも、半年装用すると、約70%の方が耳鳴の苦痛から解放されます。

漫画で、シーンと書いてあれば、周りが静かだとわかるように、全く耳が正常の方でも、静かな所に行くとシーンとかキーンとか耳鳴りがします。耳鳴りは、誰でも感じるものです。特殊な機械で耳鳴りの音の強さを測ると、静かに鳴っているときと、うるさく感じているときの耳鳴の強さはほとんど変わらない事もわかっています。体調や耳鳴の受け止め方によって、感じる耳鳴の強さが変わります。耳鳴りの陰に病気がないことがわかったら、耳鳴りを余り気にしないで生活することも大切です。

院長:朴澤孝治


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