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2018年12月02日 / , ,

これでいいのか日本の医療?  第15話 飽食の時代の食事を考える

飽食の時代です。街には、インスタント食品、レトルト食品があふれ、ファーストフード店や、コンビニで簡単に食事を済ませることができます。日本人の食に関する支出の内訳を見ると、食材を購入する費用を、外食に支出する費用が、2000年頃から上回るようになりました。一方、様々な健康情報が流れるなか、ドラックストアや、100均ショップでも様々なサプリメントが販売されています。毎日の食事への不安の裏返しでしょうか?

必ず、食事で摂らなければいけないものがあります。そして、決して体に入れてはいけないものもあります。食生活のバランスを整え、ご自分の体に合った、食事やサプリメントを慎重に選ぶことで、健康を長く維持する事が可能になります。

まず、必ず食べなければいけないものを考えましょう。


自分の体に必要なのに、自分では作れない33種類の栄養素は、必ず補給する必要があります。9種類の必須アミノ酸を含むタンパク質、必須脂肪酸を含む脂質、エネルギー源となる炭水化物が三大栄養素です。これに、腸内細菌の餌になる食物線維ミネラルビタミンを加えた6大栄要素と、が生きていくために必ず食事で摂らなければいけないものです。

食事ができなくなった患者さんを、点滴だけで栄養するために開発された中心静脈栄養は、開発当初、様々な栄養バランスの障害により、ウェルニッケ脳症を始めとする副作用をおこしました。

宇宙飛行士のための宇宙食も、宇宙滞在時間が長くなるにつれ、以前のチューブ式のものから、地上での食事に近い内容に変わっています。

優れたサプリメントや、スーパーフード、人工栄養剤が開発されていますが、人工的な食事だけでは、健康な生命維持は難しいのが現実です。やはり、口から食べる食事が一番有益なのですが、ファーストフードやコンビニ弁当では、カロリーは十分でも、必要な栄養素を取る事ができません。

また、野菜に含まれるミネラル、ビタミンが以前に比べ大幅に減っています。食事の内容から計算すると、必要量の2倍のビタミンを摂取していたはずの人たちの血液中のビタミン量を検査したら、22%の人がビタミン欠乏症になっていたと言うショッキングな研究もあります。食事に、サプリメントを適切に加えることが、現在の食生活で求められています。

ところで、サプリメントにはベースサプリメントオプショナルサプリメントがあるのをご存知でしょうか?ビタミン、ミネラルを総合的に含んだものがベースサプリ、それ以外は服用する目的に合わせたオプショナルサプリメントです。友人に勧められて、よく効能もわからずに沢山のサプリを飲んでいる方を見ますが、百害あって一利無しです。有害なサプリも多いのです。クリニックで医師の管理の下提供される、安全で、十分な量を含むドクターズサプリで、ベースサプリメントを摂るのがお勧めです。



食べるべきものが理解できたら、今度はバランスを考えましょう。厚生労働省、農林水産省が連携して2005年に作成した『食事バランスガイド』は、大変参考になります。栄養素ではなく、おにぎりや、卵など、わかりやすい食品ごとに単位が決められ、1日に摂るべき食事量が、年齢別、性別に示されており、栄養学の知識が無くても活用できます。


これを基本に、ご自分にあった食事を考えましょう。アーユルヴェーダでは、各人のドーシャ(体質)により、食べていい食物、食べてはいけない食物が決められます。また、体が酸性に傾くと様々な病気の原因となる事も知られています。わずかpHが0.01変化しただけで、体に影響が及びます。肉、穀物、アルコールなどの酸性食物と、野菜、果物、牛乳などアルカリ性食物のバランスも大切です。ご自分の、体質を見極めて、食事を選びましょう

食事を楽しみながら、健康に有益な、ご自分にあった食事を考える事が、飽食の時代には大切ですね。次回は、口に入れてはいけない食物の話をします。
朴澤 孝治

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